産業はどこで始まり、
経済発展はどこで起きるのか?
本書では、空間経済学に基づいて途上国における経済発展が地理的に展開していくメカニズムをミクロデータを駆使した実証研究によって考察し、経済発展のための効果的戦略の構築を提起する。
空間経済学と開発経済学が融合した実証・理論研究であり、JICAなどの援助機関にも世界銀行や国連開発計画にも存在しなかった開発計画策定のための知的基盤を途上国にも提供する。
序 章 開発への地理的視点 第I部 産業立地の分析的視点 第1章 ブランド農業と経済地理 第2章 持続可能な発展のための地方振興・脱「過大」都市 第3章 発展途上国の産業集積の立地と発展 第2)部 経済発展の地理的構造 第4章 産業発展の立地分析I 第5章 産業発展の立地分析II 第6章 非農業活動の構成と空間 第3)部 産業立地の事例研究 第7章 外資企業のR&D活動と地場産業の集積 第8章 北ベトナムにおける農村産業集積の発展 第9章 サバイバル集積の形成と解消