有望市場の興隆を目前に、
今なにをなすべきなのか。
2000年代に入り、欧州や北米、韓国、オーストラリアを中心に、インフラへの投資を専門にする投資ファンドが力を持ちつつある。インフラファンド市場は年金基金からの資金流入を背景に世界で300億ドル級の規模にまで成長している。
日本ではまだ明確な進展は見られていないものの、今後個人金融資産が減少傾向になることが考えられ、制度の見直しが求められる可能性が高まっている。
本書では、有望市場の興隆を目前にした今、何をなすべきなのか、インフラファンドの基本となる考え方、構造特性、仕組みを整理し、投資先としての態様をわかりやすく解説する。
第1章 インフラファンドの世界的な動向と概論 第2章 オーストラリアにおけるインフラファンドの状況 第3章 英国におけるインフラファンドの状況 第4章 韓国におけるインフラファンドの状況 第5章 北米におけるインフラファンドの状況 第6章 インフラファンドの標準的なストラクチャー 第7章 日本におけるインフラファンドの現状と課題