ダーク・マネー

ジェイン・メイヤー著/伏見 威蕃訳
2017年1月27日 発売
定価 3,960円(税込)
ISBN:9784492444412 / サイズ:サイズ:四六判/ページ数:680

全米を揺るがせた衝撃のベストセラー、緊急刊行!

各紙絶賛! 『ワシントン・ポスト』注目すべきノンフィクション2016、

『ニューヨーク・タイムズ』ベストブック2016




アメリカでいま何が起こっているのか?



トランプを勝利させた「反リベラル」の風は、ある私的ネットワークによってつくられたものだった!!

メディア、大学、シンクタンク、慈善団体を操作!

反抗するものには尾行し、盗聴し、脅迫し、でっちあげる。



これはもはや思想戦争だ!



カネで政治を動かす億万長者の正体を、実力派ジャーナリストが徹底取材により明らかにした渾身の調査報道

 

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概要

アメリカを影で操るコーク一族とは。政治とカネにまつわる構造と新事実を、実力派ジャーナリストが丹念に掘り起こす話題の書!

目次

序章 投資家たち

第1部 フィランソロピーを兵器として使う思想の戦い 1970─2008年
第1章 過激派:コーク一族の歴史
第2章 隠された手:リチャード・メロン・スケイフ
第3章 海岸堡:ジョン・オリンとブラッドレー兄弟
第4章 コーク・メソッド:自由市場騒乱
第5章 コクトパス:自由市場マシーン

第2部 秘密の後援者 2009─2010年 秘密活動
第6章 敵地で戦う歩兵
第7章 ティータイム
第8章 化石燃料
第9章 金がものをいう:シチズンズ・ユナイテッドへの長い道のり
第10章 敵を叩きのめす:ダーク・マネーの中間選挙デビュー、2010年

第3部 政治の私物化 全面戦争、2011─2014年
第11章 戦利品:議会からの略奪
第12章 すべての戦いの母なる戦争:2012年の敗北
第13章 州:地歩固め
第14章 新コークの売り込み:改善された戦闘計画

おぼえがきと謝辞

索引

著者プロフィール

ジェイン・メイヤー  【著】
じぇいん めいやー

『ニューヨーカー』誌の記者。同誌に署名入り記事を書き、批評家に絶賛されているノンフィクションのベストセラーを三作著している。Landslide: The Unmaking of the President, 1984-1988はドイル・マクマナスとの共著、Strange Justice: The Selling of Clarence Thomasはジル・エイブラムソンとの共著で、全米図書賞の最終候補に残った。自著Dark Side: The Inside Story of How the War on Terror Turned into a War on American Idealsでグッゲンハイム・フェローシップを授与された。同書は『ニューヨーク・タイムズ』の年間ベストテンに選ばれ、J・アントニー・ルーカス図書賞、ゴールドスミス図書賞、ロバート・F・ケネディ図書賞等を受賞。『ニューヨーカー』での報道で、ジョン・チャンセラー賞、ジョージ・ポルク賞、トナー政治報道優秀賞等を授与されている。ワシントンDC在住。

伏見 威蕃  【訳】
ふしみ いわん

1951年生まれ、早稲田大学商学部卒。ノンフィクション、ミステリ、ハイテク軍事近未来小説など幅広い分野の翻訳で30年以上の実績がある。2006年にトーマス・フリードマン『フラット化する世界』で、(財)国際言語文化振興財団の国際理解促進図書優秀賞を受賞。主な訳書は、ボブ・ウッドワード『ブッシュの戦争』、ジョージ・W・ブッシュ『決断のとき』、ビル・エモット『アジア三国志』、ポール・ケネディ『第二次世界大戦 影の主役』、ダニエル・ヤーギン『探求 エネルギーの世紀』、ヘンリー・キッシンジャー『国際秩序』、トム・クランシー&ピーター・テレップ『テロリストの回廊』、マーク・ボウデン『ブラックホーク・ダウン』、マーク・グリーニー『暗殺者の反撃』、ジョン・スタインベック『怒りの葡萄』など多数。