スティグリッツのラーニング・ソサイエティ

ジョセフ・E・スティグリッツ著/ブルース・C・グリーンウォルド著/藪下 史郎監訳/岩本 千晴訳
2017年9月1日 発売
定価 3,456円(税込)
ISBN:9784492444443 / サイズ:サイズ:A5判/ページ数:514

イノベーションは市場任せでは生まれないーー

経済成長、開発、生活水準向上のための新しいアプローチ

ノーベル賞経済学者による本格的政策提言!




「日本語版への序文」では、日本でのラーニングの歴史を振り返りながら、現在の日本が直面している生産性の問題への処方箋を提示。



「過去200年間の近代がそれ以前の何千年もの期間と異なるのは、ラーニングである。」



●ラーニングは私たちの生活をどう変えたのか?

●ラーニングはどのような環境で生まれるのか?

●個人・企業・社会のラーニングを促進するものは何か?

●なぜ途上国では幼稚産業保護が必要なのか?

●なぜ金融自由化や貿易自由化でラーニングが阻害されるのか?



ノーベル賞経済学者のスティグリッツ教授が、生産性を高め社会的厚生を改善させるラーニング・ソサイエティを構築するための政策を提言する。

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概要

ノーベル賞経済学者が、新自由主義的な政策を鋭く批判し、「学習を続ける社会」の構築こそが経済成長につながることを解説。

目次

日本語版への序文
第Ⅰ部 成長・開発・社会発展の新しいアプローチ:基本概念と分析
第1章 ラーニング革命
第2章 ラーニングの重要性について
第3章 ラーニング・エコノミー
第4章 ラーニングを促進する企業とラーニングを促進する環境の構築
第5章 市場構造・厚生・ラーニング
第6章 シュンペーター的競争の厚生経済学
第7章 閉鎖経済におけるラーニング
第8章 幼稚産業保護論:ラーニングを促進する環境での貿易政策
第Ⅱ部 ラーニング・ソサイエティに向けた政策
第9章 ラーニング・ソサイエティ構築における産業貿易政策の役割
第10章 金融政策とラーニング・ソサイエティの構築
第11章 ラーニング・ソサイエティのためのマクロ経済政策と投資政策
第12章 知的所有権
第13章 社会変革とラーニング・ソサイエティの構築
第14章 あとがき
索引
参考文献

著者プロフィール

【著】
ジョセフ・E・スティグリッツ

Joseph E. Stiglitz

コロンビア大学教授。世界銀行の元チーフ・エコノミスト兼上級副総裁。クリントン政権では経済諮問委員会委員長を務めた。主な著書に、『世界に格差をバラ撒いたグローバリズムを正す』、『世界の99%を貧困にする経済』、『世界に分断と対立を撒き散らす経済の罠』、『フェアトレード――格差を生まない経済システム』(共著)などがある。2001年にノーベル経済学賞受賞。

ブルース・C・グリーンウォルド
Bruce C. Greenwald

コロンビア大学ビジネススクール教授。グラハム・ドッド投資ヘイルブルンセンター長も務める。主な著書に『バリュー投資入門――バフェットを超える割安株選びの極意』(共著)、『競争戦略の謎を解く』(共著)、『新しい金融論――信用と情報の経済学』(ジョセフ・E・スティグリッツとの共著)、Globalization: The Irrational Fear That Someone in China Will Take Your Job (共著)などがある。

【監訳】
藪下 史郎

やぶした・しろう

早稲田大学政治経済学術院名誉教授。イェール大学Ph.D.取得後、東京都立大学(現・首都大学東京)、横浜国立大学を経て、1991年から早稲田大学政治経済学部教授、2014年3月退職。専門は応用マクロ経済学、金融論。イェール大学大学院在籍時にジェームズ・トービン、ジョセフ・E・スティグリッツらに師事。主な著書に『金融システムと情報の理論』(東京大学出版会)、『金融論』(ミネルヴァ書房)、『スティグリッツの経済学――「見えざる手」など存在しない』(東洋経済新報社)などがある。

【訳】
岩本 千晴

いわもと・ちはる

関東学園大学経済学部経済学科専任講師。翻訳者。ボストン大学経済学修士、中央大学総合政策研究科博士後期課程修了。博士(総合政策)。主な訳書に『ハウス・オブ・デット』(東洋経済新報社)、『議会の進化――立憲的民主統治の完成へ』(共訳、勁草書房)がある。