戦火の欧州・中東関係史

収奪と報復の200年

福富 満久著
2018年5月11日 発売
定価 1,728円(税込)
ISBN:9784492444467 / サイズ:四六/並/352

欧州視点でとらえた新しい中東史。
気鋭の国際政治学者による渾身の意欲作!

中東・北アフリカでの民主化運動「アラブの春」から7年。シリアでは内戦による死者数が47万人を超え、難民は480万人以上に達している。IS(イスラム国)によるテロは、エジプト、チュニジア、リビア、マリなど北アフリカ全域に拡散し、欧州でも、パリ、ブリュッセル、ロンドン、バルセロナと多大な犠牲者が出ている。
 
なぜ中東は世界の「火薬庫」となってしまったのか。なぜ中東でこれほどまでに戦争が続くのか。中東発の混迷は欧州にどこまで負の連鎖をもたらすことになるのか。本書は、欧州と中東の関係をオスマン帝国崩壊以前の源流からたどり、主に英仏の思惑など欧州視点で捉えた新しい「中東200年史」である。

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概要

欧州と中東は憎しみの連鎖を断ち切れるのか。気鋭の国際政治学者が書き下ろす、欧州視点でとらえた新しい中東史

目次

序 章 3つの帝国と中東近代史
第1章 フランス帝国――領土と復讐
第2章 大英帝国――名誉と石油
第3章 壊れゆく中東①――戦争の時代
第4章 壊れゆく中東②――革命の時代
第5章 壊れゆく欧州①――戦争と難民の時代
第6章 壊れゆく欧州②――テロと動乱の時代
終 章 中東は再び火薬庫となるのか

著者プロフィール

福富・満久  【著】
ふくとみ みつひさ

一橋大学大学院社会学研究科教授。1972年福岡県生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。2005年早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。2010年同博士後期課程修了(博士 政治学)。その間、2009年パリ政治学院(Sciences Po)プログラム・ドクトラル修了(Ph.D. 国際関係学)。2012年一橋大学大学院社会学研究科准教授、2015年より現職。2015年8月~16年3月カリフォルニア大学サンタバーバラ校(UCSB)オルファレア国際問題研究センターリサーチフェロー。
著書に、『中東・北アフリカの体制崩壊と民主化』(岩波書店、2011年)、L’autoritarisme dans la structure politico-economique internationale, Dictus Publishing, 2012、『国際平和論』(岩波書店、2014年)、『Gゼロ時代のエネルギー地政学――シェール革命と米国の新秩序構想』(岩波書店、2015年)など。