ウクライナ危機以後

国際社会の選択と日本

加茂 具樹編著/廣瀬 陽子著/森 聡著/渡辺 将人著/鶴岡 路人著/土屋 大洋著/藤田 元信著/古谷 知之著/神保 謙著
2025年7月30日 発売
定価 2,640円(税込)
ISBN:9784492444870 / サイズ:四六/並/288

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概要

国際社会および日本はウクライナ危機をいかなる文脈のなかで理解し、何を選択したか。「国家の生存のための選択」という視点で論じる

著者プロフィール

加茂 具樹  【編著】
かも ともき

1972年生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程単位取得退学。博士(政策・メディア)。2016~18年、在香港日本国総領事館領事を務める。2003年、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程修了。博士(政策・メディア)。著書に『十年後の中国』『感染症と国家能力:ーー中国は新型コロナウイルス感染症とどう向き合ったのか』(以上、一藝社)、『現代中国政治と人民代表大会』(慶應義塾大学出版会)などがある。

廣瀬 陽子  【著】
ひろせ ようこ

1972年生まれ。東京外国語大学大学院地域文化研究科准教授、静岡県立大学国際関係学部准教授、慶應義塾大学総合政策学部准教授を経て、現在に至る。2018年には国家安全保障局顧問に就任。 著書に、『ロシアと中国――反米の戦略』(ちくま新書)、『ハイブリッド戦争 ロシアの新しい国家戦略』(講談社現代新書)、『ロシア 苦悩する大国 多極化する世界』(アスキー新書)などがある。

森 聡  【著】
もり さとる

1972年生まれ、京都大学大学院法学研究科修士課程修了、米コロンビア大学ロースクール修了、東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。1996~2001年まで外務省。専門分野:アメリカ外交史、現代国際政治。著書に『ヴェトナム戦争と同盟外交―英仏の外交とアメリカの選択:1964-1968年』(東京大学出版会、2009年、アメリカ学会清水博賞受賞)などがある。

渡辺 将人  【著】
わたなべ まさひと

1975年生まれ。シカゴ大学大学院国際関係論修士課程修了。早稲田大学大学院政治学研究科にて博士(政治学)。米下院議員事務所・上院選本部、テレビ東京報道局経済部、政治部記者などを経て、北海道大学大学院准教授。コロンビア大学、ジョージワシントン大学、台湾国立政治大学、ハーバード大学で客員研究員を歴任。慶應義塾大学総合政策学部、大学院政策・メディア研究科准教授を経て現在に至る。専門はアメリカ政治。受賞歴に大平正芳記念賞、アメリカ学会斎藤眞賞ほか。著書に『現代アメリカ選挙の集票課程』(日本評論社、2008年)、『見えないアメリカ』(講談社現代新書、2008年)、『現代アメリカ選挙の変貌』(名古屋大学出版会、2016年)、『アメリカ政治の壁』(岩波新書、2016年)、『メディアが動かすアメリカ』(ちくま新書、2020年)、『大統領の条件』(集英社文庫、2021年)、『台湾のデモクラシーーーメディア、選挙、アメリカ 』(中公新書、第46回サントリー学芸賞受賞)などがある。

鶴岡 路人  【著】
つるおか みちと

1975年生まれ。。慶應義塾大学法学部卒業後、同大学大学院法学研究科、米ジョージタウン大学大学院で学び、英ロンドン大学キングス・カレッジ戦争研究学部で博士号(PhD)取得。在ベルギー日本大使館専門調査員(NATO担当)、防衛省防衛研究所主任研究官、慶應義塾大学総合政策学部准教授を経て現在に至る。専門は現代欧州政治、国際安全保障。主な著書に『EU離脱』(ちくま新書)、『欧州戦争としてのウクライナ侵攻』(新潮選書)、『模索するNATO――米欧同盟の実像』(千倉書房)、『はじめての戦争と平和』(ちくまプリマー新書)などがある。

土屋 大洋  【著】
つちや もとひろ

慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、慶應義塾大学大学院法学研究科で修士号、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科で博士号取得。国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)主任研究員などを経て現職。2008年3月から1年間、米マサチューセッツ工科大学で客員研究員。2014年2月から1年間、米イースト・ウエスト・センターで客員研究員。2019年4月から日本経済新聞客員論説委員。2019年10月から2021年7月まで慶應義塾大学総合政策学部長。2021年8月から慶應義塾常任理事。第15回中曽根康弘賞優秀賞、第17回情報セキュリティ文化賞を受賞。著書に『サイバーセキュリティと国際政治』『サイバーグレートゲーム』『アメリカ太平洋軍の研究 ― インド・太平洋の安全保障』(以上、千倉書房)、『情報による安全保障』(慶應義塾大学出版会)、『ネットワーク・パワー』(NTT出版)、『海底の覇権争奪 知られざる海底ケーブルの地政学』(日経BP 日本経済新聞出版)などがある。

藤田 元信  【著】
ふじた もとのぶ

古谷 知之  【著】
ふるたに ともゆき

東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、博士(工学)。東京大学大学院工学系研究科助手、慶應義塾大学環境情報学部専任講師、同大学総合政策学部准教授を経て、現在に至る 。専門は先端モビリティの社会実装、先端技術と安全保障、応用統計学、都市工学。著書に『 モビリティと人の未来ーー自動運転は人を幸せにするか』(平凡社)などがある。

神保 謙  【著】
じんぼ けん

慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了(政策・メディア博士)。専門は国際政治学、安全保障論、アジア太平洋の安全保障、日本の外交・防衛政策。タマサート大学(タイ)で客員教授、国立政治大学、国立台湾大学(台湾)で客員准教授、南洋工科大学(シンガポール)客員研究員を歴任。国際文化会館研究所研究所常務理事などを兼務。政府関係の役職として、防衛省参与、国家安全保障局顧問、外務省政策評価アドバイザリーグループ委員などを歴任。
著書に『「核の忘却」の終わり:核兵器復権の時代』(勁草書房)などがある。