統計学でリスクと向き合う 新版

宮川 公男著
2007年10月26日 発売
定価 2,200円(税込)
ISBN:9784492470787 / サイズ:サイズ:四六判/ページ数:272

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概要

株価、在庫管理、プロ野球など身近な話題を読み進めるうちに、今やビジネスマンの必須能力となった統計数字の読み方・考え方が学べるエッセイ。好評旧刊に大幅に加筆・訂正で内容充実。

目次


第1話 往復の平均速度は?
    ―常識のうっかり間違い
第2話 平均点は真ん中どころの点
    ―平均値についての常識的な知識
第3話 市役所はなぜ市の中心部にあるか?
    ―平均値についての常識的でない知識
第4話 株式投資の平均的収益率は?
    ―幾何平均について
第5話 複利では何年で倍増するか?
    ―「70のルール」
第6話 比率を正しく使おう
    ―ベースの違いを考えよ
第7話 法律にまでなった危ない比率の使い方
    ―牛肉輸入セーフガード発動事件
第8話 比率の種類を考えよ
    ―正しい使い方のために
第9話 ダウ平均株価の謎
    ―平均と名がついているが
第10話 ダウ式から離れてしまった日経平均
    ―日経平均はどこへ行く?
第11話 標準偏差恐怖症をなくそう
    ―重要なのは数式よりも考え方
第12話 偏差値とは何か?
    ―知ってはいるがわかっていない!!
第13話 「回帰」の考え方
    ―条件つき平均を理解しよう
第14話 体重は身長によってどれだけ決まるか?
    ―決定係数の話
第15話 統計学は変動の分解法
    ―原因のある変動と偶然変動
第16話 偶然と有意
    ―事件の影の犯罪を疑う
第17話 打率がよいのにベスト・テンに入れない?
    ―プロ野球選手の打率
第18話 満席のはずの座席指定車に空席が
    ―ポワソン分布の話
第19話 多少の小原因が積み重なると
    ―正規分布の話
第20話 うるさ型管理者と放任型管理者
    ―管理者にもいろいろ
他

著者プロフィール

宮川公男
みやかわ・ただお

1931年、埼玉県に生まれる。1953年、一橋大学経済学部卒業。1958年、一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了。商学博士(一橋大学)。1971年、一橋大学商学部教授、1979年商学部長、経済企画庁システム分析調査室室長、通産省情報化対策委員会のシステム監査部会長、産業構造審議会リース産業部会長、文部省学術情報センター運営協議員、経営情報学会会長、システム監査学会会長、麗澤大学国際経済学部教授、などを務めた。

現在、(財)統計研究会理事長、一橋大学名誉教授、麗澤大学名誉教授。

主要著書に、『政策科学の基礎』(東洋経済新報社、1994年)、『基本統計学』第3版(有斐閣、1999年)、『政策科学入門』第2版(東洋経済新報社、2002年)、『経営情報システム』第3版(中央経済社、2004年)、『高速道路 何が問題か』(岩波書店、2004年)、『ソーシャル・キャピタル』(共編、東洋経済新報社、2004年)、『シナリオ2019』(東洋経済新報社、2007年)、The Science of Public Policy,Routledge,Vols.1)~3),1999,Vols.4)~7)、2000ほか。