李健煕

李 慶植著/福田 恵介訳
2011年4月22日 発売
定価 2,640円(税込)
ISBN:9784492502181 / サイズ:サイズ:四六判/ページ数:424

希代の経営者・李健煕の人生




サムスンをはじめ、現代自動車やLGなどが高収益をあげるにつれ、日本では突如として韓国企業への関心が高まりました。



日本のマスコミの報道では、「スピードある経営判断」「優秀な専門経営者」「大胆な投資」の3つが韓国企業の強みとして取り上げられています。



これらの強みを調和させ、サムスンをグローバル企業に成長させたのが、本書の主人公である李健煕(イ・ゴンヒ)氏です。



サムスンの経営哲学は、日本にも紹介されていますが、
それがどのような経営者の人生観から生み出されてきたのかについてまでは、よく知らされていなかったのも事実です。その点を、本書はあまなすことなく伝えています。



本書は、事実をもとに読みやすく再構成した李健煕氏の人生です。世界のサムスンを築いた希代の経営者が歩んできた人生を、膨大な資料をもとに描いています。

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概要

サムスンを創業した偉大な父・李秉哲(イ・ビョンチョル)の息子として生まれ、幼少時代から帝王学を学び続けた李健煕が、グローバル企業の最高経営責任者として重責を担うまでを膨大な資料をもとに描く。

目次


第1章 父と息子
第2章 ナマズとドジョウ
第3章 木鶏になれ
第4章 李健煕の時代
第5章 サムスン王国
第6章 茨の道

著者プロフィール

李慶植
イ・ギョンシク

ソウル大学経営学科、慶煕大学院国文学科卒業。映画『灼熱の屋上』『Come To Me』、演劇『ドングパルイの夢』『踊る時間旅行』、ドラマ『仙甘島』などのシナリオ執筆を手掛けるほか、『スノーボール』『私のお父さんからの夢』『私の人生の童話』『ドアの前の野蛮人たち』『突破経営、突破戦略』『欲望する植物」などを翻訳、散文集『私はお父さんだ』、伝記『大韓民国の軍人、鄭昇和』を執筆するなど、さまざまな分野で文化活動をしている。

福田恵介  【訳者】
ふくだ けいすけ

1968年長崎県生まれ。神戸市外国語大学外国語学部ロシア学科卒業。毎日新聞社記者を経て、東洋経済新報社に入社。現在、週刊東洋経済編集部記者。1999~2000年朝鮮日報・方一榮文化財団言論人フェローとして韓国・延世大学韓国語学堂に留学。著書に『図解 金正日と北朝鮮問題』、訳書に『朝鮮半島のいちばん長い日』『サムスン電子』『サムスンCEO』がある。