希代の経営者・李健煕の人生
サムスンをはじめ、現代自動車やLGなどが高収益をあげるにつれ、日本では突如として韓国企業への関心が高まりました。
日本のマスコミの報道では、「スピードある経営判断」「優秀な専門経営者」「大胆な投資」の3つが韓国企業の強みとして取り上げられています。
これらの強みを調和させ、サムスンをグローバル企業に成長させたのが、本書の主人公である李健煕(イ・ゴンヒ)氏です。
サムスンの経営哲学は、日本にも紹介されていますが、
それがどのような経営者の人生観から生み出されてきたのかについてまでは、よく知らされていなかったのも事実です。その点を、本書はあまなすことなく伝えています。
本書は、事実をもとに読みやすく再構成した李健煕氏の人生です。世界のサムスンを築いた希代の経営者が歩んできた人生を、膨大な資料をもとに描いています。
第1章 父と息子 第2章 ナマズとドジョウ 第3章 木鶏になれ 第4章 李健煕の時代 第5章 サムスン王国 第6章 茨の道