情報通信革命=IT革命の本質とは何か。
進化を続ける技術をどのように捉え、未来を予見すればいいのか。
そして、ITの力を活用して、社会をよりよく変革していくにはどうしたらいいのか。
ビジネスリーダーにITとの関わり方の指針を与えてくれる一冊!
ITは人間社会の将来に幸福をもたらす道具ともなる。
いまは農業革命、産業革命に続く、第三の革命期にある。
過去の価値観やシステムを瞬く間に時代遅れにし、
新しい価値観やシステムに取って代わられる革命を目の前にして、
私たちは生き残るための方策を準備せざるをえなくなった。
IT革命をもたらしている三大要素技術は進化を続けている。
経営者には少なくとも「ITによって何ができるか」を知っておいてほしい。
そうすれば、「自分たちがやりたいこと」を起点に“手段”を選ぶことができる。
第1章「ITの力が社会を変える」では、情報とは何かという根源的な話をふまえながら、なぜ、いまの時代を“革命期”とよぶのがふさわしいか、その理由を歴史的な視点と地球的な視点から確認している。
第2章「革命をもたらす技術は進化を続ける」では、「情報通信技術の三大要素」に言及、われわれの生活の中に確実に浸透している情報通信技術を例にとりながら、革命をもたらす技術の進化の3つの側面について解説している。
第3章「未来を予見する力が競争優位をもたらす」では、IT革命が進んだ先の未来の社会はどうなるのか、その予測を紹介している。
第4章「IT生産技術の革新がもたらす恩恵」では、企業におけるITの進化の意味を考えている。
終章「経営者とITの関わりを考える」では、経営にITの理解が不可欠であることを述べている。