豊田章男

試し読み
片山 修著
定価 1,650円(税込)
ISBN:9784492503164 / サイズ:四六/上/344

週刊東洋経済の人気連載の書籍化企画。

創業家の御曹司であるが故の葛藤、巨大企業の針路を決める重圧……、
知られざる逸話の数々から、その世界最大級の自動車メーカーを率いる男の実像に迫る
一気読み必至のビジネス・ノンフィクション!

トヨタという巨大企業のトップが日々見る風景、挑戦、葛藤を知ることで、
日本人ビジネスパーソンであることに誇りを持てるようになる1冊。

<編集者よりコメント>
筆者の片山さんが豊田章男社長に初めて会ったのは2000年。まだ40代のトヨタ自動車取締役でした。気さくな人柄で、取材後は事務所内をあちこち案内してくれたとか。創業家一族然とした感じは一切なく、「明るいサラリーマンそのもの」という印象だったそうです。
 本書は『週刊東洋経済』に2019年4~11月の間、30回にわたって連載された「豊田章男 100年の孤独」に大幅な書き下ろしを加えて書籍化したものです。連載時から反響は大きく、読者から「プリンスという通称からは想像しがたい人となりが見られる」「日本経済を支えているトヨタを知るうえで、非常にためになる」といった声をいただいていました。
テレビCM「トヨタイムズ」の出演も話題で、豊田社長は今や日本で最も有名な社長と言えるかもしれません。ただ、その裏には、御曹司であるがゆえの葛藤や、巨大企業の針路を決める重圧がありました。長年の取材に基づく知られざる逸話の数々から、世界最大級の自動車メーカーを率いる男の実像に迫ります。

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概要

トヨタ社長、豊田章男の内面に迫る、初めての本

目次

第Ⅰ部 人間
【第1章】 原質――いかに育ったのか 
【第2章】 居場所――もう1つの顔 
【第3章】 ルーツ――なぜつぶれないのか 
【第4章】 心象――イチローとの対話 
 
第Ⅱ部 経営者
【第5章】 門出――逆風に抗して
【第6章】 試練――リコール事件に鍛えられる
【第7章】 慢心――何を恐れているのか 
【第8章】 転換――何を改革したのか 
【第9章】 発想――上から目線を廃す 
【第10章】 未来――どこに向かうか 
 

著者プロフィール

片山 修  【著】
かたやま おさむ

愛知県名古屋市生まれ。経済、経営など幅広いテーマを手掛けるジャーナリスト。鋭い着眼点と柔軟な発想力が持ち味。長年の取材経験に裏打ちされた企業論、組織論、人事論には定評がある。
『時代は踊った――オンリー・イエスタディ ’80s』(文藝春秋)、『ソニーの法則』『トヨタの方式』(ともに小学館文庫)、『本田宗一郎と「昭和の男」たち』(文春新書)、『なぜザ・プレミアム・モルツはこんなに売れるのか?』(小学館)、『ふるさと革命――“消滅”に挑むリーダーたち』(潮出版社)、『社員を幸せにする会社』『技術屋の王国――ホンダの不思議力』(ともに東洋経済新報社)、『パナソニック、「イノベーション量産」企業に進化する!』(PHP研究所)など、著書は60冊を超える。