テック系スタートアップのビジネスモデル

起業の常識を覆す

井上 達彦著
2025年2月26日 発売
定価 3,080円(税込)
ISBN:9784492503584 / サイズ:A5/並/352

空想の世界を実現する日本発ディープテックの最前線がここにある! 技術によって社会問題を解決する、ディープテックの素顔はどのようなものか。本書は世界の学術研究と、起業家への取材をもとにして執筆されている。学術理論は課題を究明するための視点を提供し、そのコンセプトは現象を眺めるレンズとなる。そして、ディープテック企業の現場に足を運び、リアルタイムでその時々の企業活動を写し取っている。そこから、起業家が成長ステージごとに直面する課題を並べながら、解決策を紹介する。本書を読めば、次代のイノベーションに担い手が今何をしようとしているのか、そして、数々の先入観が覆されるはずだ。

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概要

日本発イノベーションは世界を席巻するか? ビジネスモデル研究の第一人者がディープテック企業に迫り、成長までのステップを解明。

目次

序章 スタートアップは罪なのか?
【1ST STEP 起業して製品をつくる】
第1章 起業家になる
第2章 市場を選択する
第3章 創業チームを編成する
第4章 規制の空白を埋める
【2ND STEP ビジネスモデルをつくる】
第5章 ビジネスモデルを構想する
第6章 ピボットする
第7章 カテゴリーを越えた顔を持つ
第8章 投資家は何をどう見るか
第9章 出口戦略としてのM&A
第10章 競争優位を構築する
【3RD STEP 成長の戦略を描き出す】
第11章 ビジネスモデルの価値創造力
第12章 イノベーションは周辺から生まれるのか
第13章 リフレームして成長する
第14章 新しい市場と産業をつくる
第15章 ユニコーンとして成長するための正当性
第16章 ビジネスモデルを組み合わせる
終章 テック系起業家へのメッセージ

著者プロフィール

井上 達彦  【著】
いのうえ たつひこ

1968年兵庫県生まれ。92年横浜国立大学経営学部卒業、97年神戸大学大学院経営学研究科博士課程修了、博士(経営学)取得。広島大学社会人大学院マネジメント専攻助教授などを経て、2008年より現職。経済産業研究所(RIETI)ファカルティフェロー、ペンシルベニア大学ウォートンスクール・シニアフェロー、早稲田大学産学官研究推進センター副センター長・インキュベーション推進室長などを歴任。専門はビジネスモデルと競争戦略。
主な著書に『模倣の経営学』『模倣の経営学 実践プログラム版』『ブラックスワンの経営学』(以上、日経BP社)、『ゼロからつくるビジネスモデル』(東洋経済新報社)、『収益エンジンの論理』(編著、白桃書房)、『事業システム戦略』『キャリアで語る経営組織』(以上、共著、有斐閣)などがある。