「美質」の時代

小仲 正久著
2012年1月20日 発売
定価 1,650円(税込)
ISBN:9784492521984 / サイズ:サイズ:四六判/ページ数:192


日本のかけがえのない資産-----。  それは伝統と文化



世界で日本人が誰に知られるともなく、見られるでもなく、大切に育ててきた一本の苗木がある。それが「美質」である。巨大な森も、いまは頼りなく命を明滅させる一本の苗木からはじまる。



大切なものは手元にあり、今なすべきはその再評価と適切な概念化にあり、文化こそ成長の源である。伝統企業・日本香堂の経営者による画期的かつ実践的な言説に満ちた経営論。

ベッツィ・サンダース(『サービスが伝説になる時』著者)との対話付き。

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概要

大切なものは手元にあり今なすべきはその再評価と適切な概念化にある。「青雲」「毎日香」でおなじみの伝統企業経営者による画期的経営論。ベッツィ・サンダース(『サービスが伝説になる時』著者)との対話付き

目次



序 章 美質――必要な資質は何か
第1章 新しい世の中がはじまろうとしている
第2章 真のグローバル化は内面からはじまる
第3章 サービスを中心とする資本主義
第4章 奉仕が最高の価値を意味する世の中
第5章 企業の持続的成長を求めて
第6章 仕事の意味が変わる
終 章 経営者として、そして人間として
   
 

著者プロフィール

小仲正久
こなか まさひさ

㈱日本香堂ホールディングス代表取締役会長兼社長。
昭和11年9月 ㈱日本香堂創業者長男として東京に生まれる。
昭和34年3月 慶應義塾大学法学部卒業(学生時代はボート部で活躍)。
同年4月 ㈱日本香堂入社。
昭和40年4月 専務取締役就任。
昭和56年10月 代表取締役社長就任。
平成4年6月 代表取締役会長就任。
平成23年4月 ㈱日本香堂ホールディングス代表取締役会長兼社長就任、現在にいたる。
㈱日本香堂入社以来、伝統の線香を日用品としてポジショニングし、積極的な広告活動とともに量販店チャネルを開拓。線香の顧客価値を高める活動を継続し、「毎日香」「青雲」を線香を代表する全国ブランドにつくりあげる。トップメーカー、グローバル企業として揺るぎない地位を築く。

著書に、『アドベンチャー精神と価値創造経営――革新こそ新たな伝統を生む』(ダイヤモンド社、2004年)、『成熟市場の価値創造』(東洋経済新報社、2010年)がある。