日本のかけがえのない資産-----。 それは伝統と文化
世界で日本人が誰に知られるともなく、見られるでもなく、大切に育ててきた一本の苗木がある。それが「美質」である。巨大な森も、いまは頼りなく命を明滅させる一本の苗木からはじまる。
大切なものは手元にあり、今なすべきはその再評価と適切な概念化にあり、文化こそ成長の源である。伝統企業・日本香堂の経営者による画期的かつ実践的な言説に満ちた経営論。
ベッツィ・サンダース(『サービスが伝説になる時』著者)との対話付き。
序 章 美質――必要な資質は何か 第1章 新しい世の中がはじまろうとしている 第2章 真のグローバル化は内面からはじまる 第3章 サービスを中心とする資本主義 第4章 奉仕が最高の価値を意味する世の中 第5章 企業の持続的成長を求めて 第6章 仕事の意味が変わる 終 章 経営者として、そして人間として