イノベーション全書

紺野 登著
2020年1月31日 発売
定価 3,080円(税込)
ISBN:9784492522257 / サイズ:A5/上/328

イノベーションは、かつては、たまに起きる技術革新といった捉え方をされていたが、今日の経営にとっては、もはやイノベーションこそが中心的な活動であり、誰もが取り組む必要に迫られている。しかし、イノベーションについての議論は数多く、現場でも何とかしなければと迫られているが、どれを選んだらよいかもわかりにくく、なかなか実践と手応えを感じることができていない。本書は、古代ギリシャからSDGs、アートからサイエンスまで、歴史、哲学、心理学、デザイン、経営学など、きわめて広範に学問を超えた叡智を結集し、イノベーションへの多彩なアプローチと方法論を紹介するものである。30年前にデザインと経営の融合を提唱した、デザイン思考のパイオニアである著者が、ビジネスパーソンに向けて、古いマインドセットを捨てて、現状から一歩踏み出すための実践的な手がかりを描き出す。世界的ベストセラー『ビジネスモデル・ジェネレーション』で知られるビジネスモデル論の第一人者であるオスターワルダー氏&ビニュール氏推薦。

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概要

先の見えない時代をいかに切り開くのか? アートからサイエンスまでの叡智を結集したビジネスパーソンのためのガイドブック

目次

序 章 ビュリダンのロバ
第1章 この世界のイノベーション
第2章 野生の視点を回復しよう
第3章 人間のイノベーションのレシピ
第4章 目的を生み出す
第5章 共感を生み出す
第6章 場を生み出す
第7章 世界を創る

著者プロフィール

紺野 登  【著】
こんの のぼる

多摩大学大学院教授、慶應義塾大学大学院SDM研究科特別招聘教授、エコシスラボ株式会社代表。1954年東京都生まれ。1978年早稲田大学理工学部建築学科卒業。博報堂勤務などを経て現職。博士(経営情報学)。イノベーション経営を推進する一般社団法人Future Center Alliance Japan代表理事、Japan Innovation NetworkのChairperson、日建設計顧問などを兼務。約30年前からデザインと経営の融合を研究、知識生態学の視点からリーダー教育、組織変革、研究所の場のデザインなどの実務にかかわる。主な著書に、『ビジネスのためのデザイン思考』(東洋経済新報社)、『知識デザイン企業』(日本経済新聞出版社)、『デザイン・マネジメント』(日本工業新聞社)、野中郁次郎氏との共著に、『知力経営』(日本経済新聞社、FT最優秀マネジメント・ブック賞)、『知識創造の方法論』『知識創造経営のプリンシプル』(ともに東洋経済新報社)、『構想力の方法論』(日経BP社)、『美徳の経営』(NTT出版)などがある。