ワイズカンパニー

知識創造から知識実践への新しいモデル

野中 郁次郎著/竹内 弘高著/黒輪 篤嗣訳
2020年8月28日 発売
定価 3,300円(税込)
ISBN:9784492522301 / サイズ:四六/上/544

知識から知恵へ、イノベーションから持続的イノベーションへ。
世界のビジネス界に多大な影響を与えた経営学の世界的名著『知識創造企業』の著者両氏による25年ぶりの続編。

イノベーションを起こし続ける企業の秘訣はどこにあるのか。企業が絶え間なく繰り返し、新しい知識を生み出し、組織全体に知識を広め、知識を行動に変えなくてはならない。そのためには、SECI(セキ)モデルで説き明かした「暗黙知」と「形式知」に加えて、「実践知」が不可欠である。
本書では、その知識を絶えざる実践を通じて知恵(wisdom)にまで高めることの重要性と、その知恵を獲得・活用するための方法を示した。実践を積み重ねていくと、実践知が得られる。なおも繰り返していくと、実践知が豊かになり、次第にスケールが大きくなる。企業の枠を超えて社会までも巻き込んでいく。こうした実践知を備えたリーダーを「ワイズリーダー(賢慮のリーダー)」、ワイズリーダーに率いられた企業を「ワイズカンパニー(賢慮の企業)」と呼んでいる。
本書では、学問を超えた理論と、著者が長年にわたって収集した多くの数多くの企業事例をもとに、イノベーションを起こしていくリーダーや企業を描き出し、デジタル時代の人間の生き方と経営を考える。

試し読み

商品を購入する

概要

イノベーションを起こし続ける企業やリーダーの秘訣はどこにあるのか。世界的名著『知識創造企業』から四半世紀、待望の続編。

目次

第1部 新しい理論的基盤
 第1章 知識から知恵へ
 第2章 知識実践の土台
 第3章 知識創造と知識実践のモデル
第2部 ワイズカンパニーの6つのリーダーシップの実践
 第4章 何が善かを判断する
 第5章 本質をつかむ
 第6章 「場」を創出する
 第7章 本質を伝える
 第8章 政治力を行使する
 第9章 社員の実践知を育む
エピローグ 最後に伝えたいこと 

著者プロフィール

野中 郁次郎  【著】
のなか いくじろう

1935年東京都生まれ.58年早稲田大学政治経済学部卒業.富士電機製造勤務の後,カリフォルニア大学(バークレー校)経営大学院にてPh.D.取得.南山大学経営学部,防衛大学校,一橋大学産業経営研究施設,北陸先端科学技術大学院大学,一橋大学大学院国際企業戦略研究科各教授,カリフォルニア大学(バークレー校)経営大学院ゼロックス知識学特別名誉教授を経て,現在,一橋大学名誉教授,日本学士院会員.知識創造理論を世界に広めたナレッジマネジメントの権威で,海外での講演多数.主な著作に,『組織と市場』(千倉書房),『失敗の本質』(共著,ダイヤモンド社),『日米企業の経営比較』(共著,日本経済新聞社),『直観の経営』(共著,KADOKAWA),The Knowledge-Creating Company(共著,Oxford University Press,邦題『知識創造企業』),Managing Flow(共著,Palgrave Macmillan)などがある.

竹内 弘高  【著】
たけうち ひろたか

1946年東京都生まれ.69年国際基督教大学卒業.71年カリフォルニア大学バークレー校にてMBA,77年同校にてPh.D.取得.ハーバード大学経営大学院(ハーバード・ビジネス・スクール)助教授,一橋大学商学部教授,同大学大学院国際企業戦略研究科初代研究科長などを経て,現在,ハーバード大学経営大学院教授,一橋大学名誉教授.2019年より国際基督教大学理事長を兼務.グローバル企業との実務経験もあり,ダボス会議をはじめとする国際会議にスピーカーとして数多く出席している.主な著作に,『ベスト・プラクティス革命』(ダイヤモンド社),『企業の自己革新』(共著,中央公論社),The Knowledge-Creating Company(共著,Oxford University Press,邦題『知識創造企業』),Can Japan Compete?(共著,Basic Books,邦題[『日本の競争戦略』),Extreme Toyota(共著,John Wiley & Sons,邦題『トヨタの知識創造経営』)などがある.

黒輪 篤嗣  【訳】
くろわ あつし

1973年茨城県生まれ.上智大学文学部哲学科卒業.翻訳家.ノンフィクションの翻訳を幅広く手がける.主な訳書に,グレガーセン『問いこそが答えだ!』,バジーニ『哲学の技法』,ラワース『ドーナツ経済学が世界を救う』,ダベンポート『宇宙の覇者 ベゾス vs マスク』,ヒルほか『ハーバード流 逆転のリーダーシップ』,ロバートソンほか『レゴはなぜ世界で愛され続けているのか』などがある.