バリアバリューの経営

障害を価値に変え、新しいビジネスを創造する

垣内 俊哉著
2024年10月30日 発売
定価 1,980円(税込)
ISBN:9784492522370 / サイズ:四六/並/228

自らが車いすユーザーであり、15年にわたって、当事者視点でバリアフリーのコンサルティング会社「ミライロ」を起業した著者による経営論。2024年、障害者差別解消法で民間企業にバリアフリー対応が義務づけられ、バリアフリー対応はCSRの領域ではなく、コンプライアンスとして問われる時代となった。障害者市場に着手している企業はまだまだ少ないが、世界で18.5億人、日本でも1165万人という広大な潜在市場が存在している。本書では、バリアフリーマップ、ユニバーサルマナー検定、デジタル障害者手帳「ミライロID」など、DE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)推進に向けて次々に唯一無二の事業を拓いてきた著者が、これまでの歩みと今後の展望を語る。

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概要

すべての人が暮らしやすい社会へ。障害者のエコシステムを作ってきた注目の経営者が語るバリアフリー市場の可能性と未来デザイン。

目次

プロローグ
第1章 ビジネス視点での障害者差別解消法
第2章 バリアをバリューに変える
第3章 障害者が今日を楽しみ、明日を期待できる社会
第4章 バリアフリー先進国日本
エピローグ

著者プロフィール

垣内 俊哉  【著】
かきうち としや

1989年生まれ、岐阜県中津川市出身。骨形成不全症という遺伝性疾患のため、幼少期より骨折が多く、車いすでの生活を送る。2010年、立命館大学在学中に株式会社ミライロを設立。バリアフリーマップの制作や、多様な方と向き合う「マインド」と「アクション」を学ぶユニバーサルマナー検定の運営を行う。近年は、デジタル障害者手帳「ミライロID」の開発・運営も手掛けている。2013年に一般社団法人日本ユニバーサルマナー協会を設立し、代表理事に就任。東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会アドバイザー、国家戦略特別区域諮問会議有識者議員などを歴任。龍谷大学客員教授、上智大学非常勤講師、立命館大学訪問教員も務める。日経ビジネス「THE 100―2014 日本の主役」、財界「経営者賞」(第64回)、「日本スタートアップ大賞2023」厚生労働大臣賞などに選出・受賞。著書に『バリアバリュー 障害を価値に変える』(新潮社)、『10歳から知りたいバリアバリュー思考 自分の強みの見つけかた』(KADOKAWA)がある。