第1章 成果主義、その失敗の本質 1 ある「迷走」の軌跡 2 成果主義失敗の諸類型 3 成果主義をめぐる誤解と混乱 第2章 日本の代表的成果主義事例 1 富士通とホンダの成果主義はどうスタートしたのか? 2 ミスミと日立クレジットは成果主義給与体系の導入までに 何をやってきたのか? 3 武田薬品とベネッセの成果主義はどのように導入されたか? 4 成果主義に対する典型的な疑問 第3章 アメリカにおける新成果主義の潮流 1 ブロードバンド化による序列概念の後退 2 職務評価の廃止と給与相場重視 3 ブロードベスト化による株主社員利害相反の緩和 4 制度の終焉とライン重視 5 報酬制度重視からコア人材開発重視へ 6 指標の多様化と主観評価 第4章 経営ビジョンと成果主義人事制度を直結させる 1 儲かる仕組み先にありきのピラミッド組織と職務給 2 アップオフアウト型企業の上昇志向による市場拡大 3 ビジネスリーダーによる儲かる仕組みの絶えざる再生産 4 会社への帰属意識重視で優れた市場優位性を引き出す 5 キャリア重視のプロ人材による先端商品・サービス 6 視野の広い自律型組織と顧客密着型経営ビジョン 第5章 成果主義の方法論 1 成果貢献度に応じた給与の適正管理 2 評価基準と設定と成果評価の浸透 3 チャンスの提供と健全なる流動性 4 成果主義のレビューと効果測定 第6章 成果主義、その次の課題 1 人材アンマッチと受容へのプロセスのマネジメント 2 社員の自立と自律の問題 3 新たなるエンプロイメンタリティーを構築できるか 4 少子高齢社会における弱者救済