思考の質をどう高めるか?
決断のスピードをどう速めるか?
なぜ一流の企業や人材でも道を誤り、正しい戦略が描けないのか? 会社全体の戦略自体を決めるのは経営トップの仕事であるが、組織的に考え、判断し、自分なりの仮説を明らかにしたうえで行動することが、ビジネスマンには強く求められる。
トヨタや任天堂などの企業例、ポーターなど経営学者が解説した経営学のフレームワーク、戦略実現のための「海図策定」のテンプレートをつけ、「流されるスタイル」から脱し、最高の戦略を実現するための方法を示す。
第1章 翻弄されるビジネスマン 第2章 「海図」の品質がすべてを左右する 第3章 「戦略力」を構成する「4つの素力」 第4章 「海図」のつくり方 第5章 質の高いリーダーをめざして
平井孝志
ひらい たかし
株式会社ローランド・ベルガー取締役パートナー。青山学院大学非常勤講師。グロービス・マネジメント・スクール講師。
東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。マサチューセッツ工科大学(MIT)スローンスクールMBA。
ベイン・アンド・カンパニー、デル、スターバックス、ネットベンチャーを経て、欧州系最大の戦略コンサルティング・ファームであるローランド・ベルガーに参画。幅広い業界において中期経営計画・ビジョン策定、営業・マーケティング戦略立案、組織改革、およびそれらの実施支援を行う。また、講演活動、マネジメント研修なども手掛けている。
著書に『顧客力を高める』(東洋経済新報社)、『組織力を高める』(共著、東洋経済新報社)、『3分でわかるクリティカル・シンキングの基本』(共著、日本実業出版社)がある。
Eメール:takashi_hirai@jp.rolandberger.com