言葉力が人を動かす

坂根 正弘著
定価 1,760円(税込)
ISBN:9784492533055 / サイズ:サイズ:四六判/ページ数:224


【著者からのメッセージ】



リーダーの仕事とは、人心を掌握し、衆知を集め、彼らに全力を尽くして働いてもらうことだ。そのためには、進むべき方向と各人のなすべきことを言葉で示し、それに心の底から納得してもらわなければならない。



そのための道具は、つまるところ言葉しかない。

リーダーにとって、言葉は命なのである。

       (「はじめに」より)


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概要

なぜ彼の言葉に誰もが耳を傾けるのか。なぜその言葉は人を動かすのか。社長就任時800億円の最終赤字にあったコマツを建て直し、組織を変えた秘訣は「見る」「語る」「実行する」を三位一体とする「言葉力」にあった。

目次


第1章 コマツを甦らせた言葉力
    「見る」「語る」「実行する」によるV字回復の軌跡

第2章 言葉の力はファクトで決まる
    事実、全体、本質を「見る」ことがすべての出発点

第3章 リーダーの言葉力
    この言葉、この伝え方が人と組織を動かす

第4章 リーダーの実行力
    誠意がない言葉には人はついてこない

第5章 言葉のあふれる会社は強い
    コマツのコミュニケーション革命 

第6章 これから日本を背負って立つリーダーへ
    グローバル時代に求められるリーダーの条件と助言

著者プロフィール

坂根正弘
さかね まさひろ

コマツ(株式会社小松製作所)取締役会長、日本経済団体連合会副会長

1941年生まれ。島根県出身。63年、大阪市立大学工学部卒業、コマツに入社し、粟津・大阪工場でブルドーザーの設計を行う。71年品質管理課、81年小松アメリカ・サービス部等の勤務を経て、89年取締役、91年小松ドレッサーカンパニー(現コマツアメリカ)社長、94年常務取締役、97年専務取締役、99年代表取締役副社長、2001年代表取締役社長就任。

就任直後、創業以来初の赤字に直面するが、構造改革を断行し、翌期にはV字回復を達成。

中国や東南アジア、アフリカなどの新興国にグローバル展開を進める。2007年代表取締役会長。2010年より現職。2008年デミング賞本賞を受賞

著書に『限りないダントツ経営への挑戦』日科技連出版社、『ダントツ経営』日本経済新聞出版社。