Q なぜ『競争の戦略』を実務で使いこなすのは難しいのか?
Q なぜ差別化の賞味期間はわずか3カ月なのか?
Q どうすれば差別化を次から次へと実現できるのか?
低価格競争というチキンレースを続ける牛丼3社に未来はない?
「粉」で突き抜けたハッピーターン、亀田製菓は7年連続売上拡大。
親の肌感覚で顧客ニーズを顕在化、ターゲット児童693万人に600万足売った「瞬足」……
ポーターの基本戦略を使いこなして、日本企業が競争力を高める方法が豊富な事例から学べる
多くの日本企業で現状を打破する経営戦略が描けていないのはなぜなのか。
経営戦略なる代物は、そもそも役に立たないものなのか。
この問いに答え、多くの日本企業が経営戦略策定のどこで躓き、どうすれば経営戦略を機能させ、競争力を高められるのかを明らかにすることが、本書の目的である。
PART1 なぜ事業戦略は機能しないのか? Q1 日本企業が策定する事業戦略は、なぜ結果を出せないケースが多いのか?
Q2 事業戦略の基本パターンには何があるのか?
Q3 コストリーダーシップを採用できる企業は、どのような企業なのか? また、コストリーダーシップと低価格戦略は、同じ戦略なのか? Q4 差別化を採用すべき企業は、どのような企業なのか? 差別化を採用した場合、全体市場をターゲット顧客にできるのか? 低価格戦略は差別化ではないのか? 差別化と集中は何が違うのか? PART2 なぜ『競争の戦略』を使いこなせないのか? Q5 なぜ『競争の戦略』は実際のビジネスの事業戦略策定で使いこなすのが非常に難しいのか? Q6 どうすれば業界構造分析と戦略基本パターンをつなげることができるのか? Q7 熾烈なシェア争いから脱却し、「手詰まり型事業」に陥らないためには、どうすればよいのか? Q8 なぜ日本企業の戦略基本パターンは、違う競争軸を出せないのか? PART3 顧客に「有意差」を感じさせられるか? Q9 機能する差別化を実現するために、日本企業が乗り越えなければならない課題は何か? Q10 ターゲット顧客に当事者意識を持って、肌感覚を持って、憑依することができるか? Q11 どうすれば顧客に「有意差」を感じさせられるか? Q12 どうすれば「突き抜けること」ができて、有意差を実現できるのか? Q13 どうすれば「今までにない」競争軸で、有意差を実現できるのか? Q14 捨てる勇気を持ち、不要な競争軸を「取り除く」ことができるか?
PART4 簡単に真似されない差別化を実現できるか? Q15 なぜ日本企業の差別化の賞味期間は短いのか? どうすれば賞味期間を長くできるのか? Q16 なぜベストプラクティスを真似することは非常に難しいのか? Q17 どうすればビジネスモデルでの差別化が機能するようになるのか? PART5 次から次へと差別化を実現できるか? Q18 次から次へと差別化を実現するために、社長や事業担当リーダーは、企画会議で戦略立案担当者をどうサポートすべきなのか? Q19 どうすれば、差別化の失敗を許容・評価できるようになるのか? Q20 差別化に失敗したときに、早く撤退し傷を浅くするにはどうすればいいのか? Q21 次から次へと差別化を実現するために、マーケティング部門と製品開発部門は、どう連携していけばよいのか? PART6 プロフェッショナルの戦略立案担当者になれるか? Q22 機能する差別化を実現する際に、最初から最後まで気を付けなければならない一番重要なポイントは何か? Q23 どうすれば差別化構想力を身につけ、機能する差別化を発想できるようになるのか?