メンタリティマネジメント

鳥越 慎二著
2012年12月21日 発売
定価 2,200円(税込)
ISBN:9784492533185 / サイズ:サイズ:A5判/ページ数:208


人事部必携!  “経営人事戦略”の実践プログラム



生産性向上の決め手となるのが「メンタリティマネジメント」



「心の病」をいかにして予防するか?

ストレス耐性が強い人材を採用し、育てる方法は?

社員のエンゲージメントを高めるにはどうすればいいのか?



調査→現状把握→分析→解決策(ソリューション)



コンサルタントやカウンセラーは、問題を抱える企業や組織の現場に入って

実際にどのようなことをやっているのか、そしてどのような成果につながっているのか。

問題解決へ向けての取り組みの具体的な方法がわかる。





メンタリティマネジメントを支える5つのキーワード



ストレス理論

メンタルタフネス

認知行動療法

エンゲージメント

EQ



心理学をベースにした理論の発達はめざましく、心の病を防ぐだけでなく、

科学的に職場を活性化し、従業員のやる気を高めることもできる。



「メンタリティマネジメント」においては、うつや休職、あるいは自殺といった深刻な事例はもちろんのこと、それにとどまらず、メンタルな原因によってやる気や生産性が低下している事例、さらに、一歩進んで、やる気や生産性が最大化されていないという事例も含めて、メンタル問題、課題として定義する。



従って、対象も、従来のような一部の従業員ではなく、すべての従業員を対象とすると同時に、ストレスレベルとその要因にとどまらず、組織と従業員がやる気を持ち仕事に熱中している状態かどうか=エンゲージメントレベルとその要因も測定し、これらを制御/改善することを目指す。



組織全体とすべての従業員のメンタル面での状況を総合的に把握し、メンタル面での課題を包括的に解決/改善することで、常に活き活きと仕事ができ成果が達成される職場環境を創る、それが「メンタリティマネジメント」なのである。


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概要

従業員の「心の健康」を維持し、高めることが重要な経営課題になっている。メンタルヘルス問題の発生をいかに防ぐか、また不調者に対してどう対応したらいいのか。人事部必読の一冊。

目次


第1章 守りのメンタルヘルスから攻めのメンタリティマネジメントへ 
 メンタリティを企業経営の問題として考える
 日本企業が直面するメンタル不調の実態 
 調査→現状把握→分析→解決策(ソリューション)

第2章 メンタリティマネジメントを支える5つのキーワード
 ストレスとは何か
 メンタルタフネスとは何か
 認知行動療法とは何か 
 エンゲージメントとは何か
 EQとは何か

第3章 メンタリティマネジメントで企業は活性化する
 管理職が変わると働く人の心が変わる
 組織改善プログラム
 長時間労働を改めることでストレス改善
 経営陣の変容を促す
 組織と個人に分けた複合的な施策
 コーチングで管理職が変わった
 従業員満足向上プロジェクト

第4章 メンタリティマネジメントで個々の社員も元気になる
 相互作用を活かしたメンタルタフネス向上トレーニング
 「カウンセリング」というソリューション

第5章 メンタリティベネフィット:戦略的福利厚生
 団体長期障害所得補償保険(GLTD)の戦略的な活用
 社員同士の結びつきとダイバーシティ

第6章 メンタルタフネスな人材の採り方、育て方
 ストレス耐性の高い人を採用時に選ぶ
 ストレスに強い人材をどう育てるか

著者プロフィール

鳥越慎二
とりごえ・しんじ

東京大学経済学部経済学科卒業(経営管理専攻)。
ノースウエスタン大学ケロッグ経営大学院修了(MBA 経営学修士号取得)。
大学卒業後、外資系戦略コンサルティング会社ベイン・アンド・カンパニーにて保険・金融をはじめとする様々な業界を対象としたコンサルティング業務に従事。1994年、株式会社アドバンテッジパートナーズ・パートナーに就任。翌年、株式会社 アドバンテッジ インシュアランス サービスを設立、同社代表取締役社長に就任し、団体長期障害所得補償保険(GLTD)のマーケティングを開始。1999年3月、株式会社 アドバンテッジ リスク マネジメントを設立、同社代表取締役社長に就任。GLTDおよびメンタルヘルスケア分野におけるリーダー企業に成長させる。主として全社戦略の立案、グループ各社・部門の管理を担当。

著書に『就業不能 「働けないリスク」に企業はどう向き合うか』(ダイヤモンド社)がある。