アクション・バイアス

自分を変え、組織を動かすためになすべきこと

ハイケ・ブルック著/スマントラ・ゴシャール著/野田 智義訳
2015年2月27日 発売 在庫なし
定価 1,980円(税込)
ISBN:9784492533598 / サイズ:四六/並/304

本当に未来を創り出す仕事をしているのか? あくせくしながらも、結局何も達成できていないのはなぜか? 真に行動力あふれる個人と組織を創り出すのに何が必要か? 「行動への飽くなき姿勢(アクション・バイアス)=意志の力」と目的達成へのメカニズムを解明した志ある個人とトップリーダーたちへのメッセージ。経営学の泰斗、故ゴシャール教授による世界標準のリーダーシップと経営の指南書、待望の新装版。

著名経営者・経営学者も絶賛!
「自らを見つめ、『自分の軸』を探し出す。リーダーシップを育むための最良の書」(LIXILグループ取締役代表執行役社長兼CEO 藤森義明)
「本気で変えるために挑戦し続ける。その覚悟のために読んでおきたい」(サントリーホールディングス代表取締役社長 新浪剛史)
「今は亡き、親愛なる友スマントラ・ゴシャールは、深淵で、責任感にあふれ、そして遊び心に満ちていた。発想に富み、人好きで、沈思黙考すると同時に、人を労わった。今でもスマントラは、世界の経営学において最も洞察力にあふれる語り部であり続けている。日本の経営者とビジネスパーソンに、彼の素晴らしい思想をもっと知ってもらえればと切に願う」(カナダ・マギル大学教授 ヘンリー・ミンツバーグ)
「スマントラ・ゴシャールは早く逝きすぎた偉大な思想家だ。彼の遺作である本書は、永く読まれるべき経営書だ。それは人と、人が創り出す行動が、いかに偉大な組織や社会の核となりうるのかのビジョンを示してくれる。本書は読者を鼓舞し、リーダーとしての成長に導いてくれるだろう」(ハーバード・ビジネススクール教授/学長 ニティン・ノーリア)

商品を購入する

概要

生き方から組織経営まで。意志の力と目的達成へのメカニズムを解明した経営学の泰斗による世界標準のリーダーシップと経営の指南書。

目次

概論 経営とは、実行し成し遂げる芸術である
第Ⅰ部 意志の力を駆使して結果を出す
第1章 アクティブ・ノンアクションからの決別にあたって
第2章 エネルギーを引き出し、集中力を高める
第3章 モチベーションを超えて意志の力を追求する
第4章 ルビコン川を渡る
第5章 ノンアクションの三つの罠を克服する

第Ⅱ部 行動する人々であふれる企業を育てる
第6章 目的意識を持ったマネジャーを育成する:組織の責任
第7章 組織の持つエネルギーを解き放つ
第8章 人々を行動に向けて解放する:リーダーに必要とされるもの

著者プロフィール

ハイケ・ブルック  【著】
はいけ・ぶるっく

ザンクト・ガレン大学(スイス)教授。同校「リーダーシップと人的資源管理」研究所所長。ベルリン自由大学より経営学修士号を、ハノーバー大学より経営学博士号を取得。専門はリーダーシップ論。世界各国の大学機関で研究・教育活動を行っている。とりわけ近年は、マネジャーの感情、意志、行動、リーダーシップについて研究を進めている。

スマントラ・ゴシャール  【著】
すまんとら・ごしゃーる

1948年インド生まれ。マサチューセッツ工科大学とハーバード大学より経営学博士号を取得。組織戦略論の世界的権威で、インシアード経営大学院教授、ロンドン・ビジネススクール教授、インド経営大学院初代学長、イギリスの先端経営研究所フェローなどを歴任。その他、複数の企業の社外役員やコンサルティング、世界経済フォーラムのフェローなどとしても活躍したが、2004年に逝去。世界的なベストセラーであるManaging Across Borders(邦訳『地球市場時代の企業戦略』日本経済新聞社)、The Individualized Corporation(『個を活かす企業』ダイヤモンド社)(ともに共著)などの著書のほか、70以上の学術論文を精力的に発表してきた。

野田 智義  【訳】
のだ ともよし

1959年京都市生まれ。83年東京大学法学部卒業後、日本興業銀行に勤務。88年渡米後、マサチューセッツ工科大学より経営学修士号を、ハーバード大学より経営学博士号を取得。ロンドン・ビジネススクール助教授、インシアード経営大学院(フランス、シンガポール)助教授などを経て、2001年7月に、全人格リーダーシップ教育機関であるISLを創設。財界人、経営プロフェッショナル、大学教授、社会リーダーなど約300名の協力を得て、次世代のビジネス・社会のリーダーの育成に注力している。インシアード経営大学院では「企業変革と戦略リーダーシップ」と題するMBAコースで、過去3年連続で最優秀教授賞を受賞した経歴を持つ。著書に『リーダーシップの旅』(共著、光文社新書)などがある。