機会損失

「見えない」リスクと可能性

清水 勝彦著
2018年9月7日 発売
定価 1,944円(税込)
ISBN:9784492534045 / サイズ:四六/上/324

意思決定、データ分析、後悔……
戦略的とは、機会損失を考えることだ!

本当に重要なことは、目に見えないことが多い。特に、「何かをやること」のコストとリターンはよく見えるが、それによって見えなくなること、つまり、「やらなかったこと」や「できなくなったこと」がより重要であったりする。これが機会損失である。機会損失を考えるとは、意思決定の基準、価値観を考えることにほかならない。自分、自社がどの目的を、どの時間軸で達成したいのか、そのためには限られた資源をどう配分したらよいのか。本書では、仮説思考やデータ分析など、流行りの手法や、企業によくある習性などを批判しながら、見えないコストとそこを見直すことでチャンスが生まれてくることを、多くの事例を挙げながら多面的に論じていく。そして、企業経営だけでなく、個人にとっても機会損失の概念を持つことで、より戦略的な意思決定と行動ができることを説き明かす。

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概要

やるかやめるか、どちらが得か? 本当に大事なものが見えているか? 失敗を回避し、より良い判断を促す戦略立案と実行の発想法。

目次

第1部 意思決定にかかわる機会損失
第1章 戦略と機会損失

第2部 意思決定プロセスにかかわる機会損失
第2章 計画と機会損失
第3章 データ分析と機会損失
第4章 コンセンサスと機会損失

第3部 後悔と機会損失
第5章 「機会損失を避けたい」という機会損失
第6章 「将来の選択肢を増やす」機会損失
第7章 心配と後悔と機会損失
第8章 「適材適所」と機会損失

第4部 機会損失を最小化するために
第9章 優先順位と機会損失
第10章 機会損失にどう取り組むか(1)
第11章 機会損失にどう取り組むか(2)
第12章 機会損失にどう取り組むか(3)

著者プロフィール

清水・勝彦  【著】
しみず かつひこ

1986年東京大学法学部卒業、86~96年株式会社コーポレイトディレクション(CDI)にて戦略コンサルタント。同社プリンシパルを経て、研究者に転身。94年ダートマス大学エイモス・タックスクール経営学修士(MBA)、2000年テキサス大学A&M大学経営学博士(Ph.D.)。テキサス大学サンアントニオ校准教授(テニュア取得)を経て、2010年より現職。2012年より仏エクス・マルセイユ大学経営大学院でも教鞭を執る。専門は、組織変革、 戦略実行 、M&A。Strategic Management Journal、Journal of Management Studiesなどの編集委員を務める。著書に『あなたの会社が理不尽な理由』『戦略と実行』『戦略の原点』『リーダーの基準』(いずれも日経BP社)などのほか、学会のトップジャーナルに英語論文も多数発表している。 金融、メーカー、商社、エネルギー関係など 大手企業の幹部研修や講演も多い。