リデザイン・ワーク 新しい働き方

リンダ・グラットン著/池村 千秋訳
定価 2,090円(税込)
ISBN:9784492534601 / サイズ:四六/上/370

「人生100年時代」の生き方を構想し、
「日本社会のこれから」の指針を示した
世界トップ経営学者リンダ・グラットン。
彼女が本書で描くのは「働き方の今」と「近い未来」だ。

新型コロナが私たちの働き方にもたらした変化は重大だったが、
まさに現在進行で現われつつある「大きな潮流」を詳らかにし、
また、世界中のさまざまな企業の現場事例をもとに、
私たちの「仕事のあり方」、ひいては「働く意味」
「人生の豊かさ」を“リデザイン(再設計)”していく。

試し読み

商品を購入する

概要

「人生100年時代」のリンダ・グラットンが描く「仕事のあり方」「働く意味」「人生の豊かさ」の“リデザイン(再設計)”。

目次

はじめに コロナ後の組織。今すぐ変わるべきこと、変わらないこと

1 どのように仕事をリデザインするか

仕事をリ・デザインするための4段階のプロセス

2 理解する

理解する――自社の生産性を支える行動と能力
★生産性の4つの要素

理解する――知識の流れと人的ネットワークの構造
★「暗黙知」と「明示的な知識」
★テクノロジーが人的ネットワークに及ぼす影響

理解する――社員が仕事と会社に期待すること
★いま人々はなにを求めているのか

理解する――人々が仕事で実際に体験していること
★生活のデジタル化が及ぼす影響

3 新たに構想する 

新たに構想する――働く場所と働く時間
★働く場所と時間を見直す

場所を新たに構想する――協力の場としてのオフィス
★まわりとのつながりでイノベーションを起こす

場所を新たに構想する――活力の源としての自宅
★在宅勤務の影と光
★自宅でやる気を維持する

時間を新たに構想する――集中のための非同時型の勤務時間
★機械の集中と人間の集中
★集中力を発揮しやすくする方法

時間を新たに構想する――よりよい連携のために
★対面による連携の機会を最大限生かす
★バーチャルな連携の利点を引き出す

4 モデルをつくり検証する

モデルをつくり検証する――新しいデザインは未来にも通用するか
★マルチステージ化する人生に対応できるか

モデルをつくり検証する――新しいデザインはテクノロジーの変化を支えられるか
★自動化は働き手にどのような影響を及ぼすか
★基本的な人間的スキルをはぐくむ

モデルをつくり検証する――新しいデザインは公平で正義にかなうものか
★誰もが新しい働き方の恩恵に浴するようにする

5 行動して創造する

行動して創造する――優れたマネジャーが果たす役割の重要性
★優れたマネジャーはどのような行動を取っているのか

行動して想像する――コ・クリエーションの力
★広い視野で考えることの効果

行動して創造する――リーダーの語り
★2人のリーダーが語ったストーリー

おわりに 創造力を高める働き方へ――道は未来へ続いている

著者プロフィール

リンダ・グラットン  【著】
りんだ・ぐらっとん

ロンドン・ビジネス・スクール経営学教授。世界をリードする「働き方の未来」の専門家。全世界で最も権威ある経営思想家ランキングである「Thinkers50」では、トップ15にランクインしており、2018年には安倍晋三元首相から「人生100年時代構想会議」のメンバーに任命された。著作である『ワーク・シフト』『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』シリーズ(アンドリュー・スコットとの共著)は日本で大ベストセラーに。長寿社会におけるキャリア構築の考え方――「人生100年時代」というキーワードをつくり出した中心人物である。

池村 千秋  【訳】
いけむら ちあき

翻訳家。訳書にグラットン&スコット『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』、グラットン『ワーク・シフト』、ボネット『WORK DESIGN』、ミンツバーグ『これからのマネジャーが大切にすべきこと』、キーガンほか『なぜ人と組織は変われないのか』など多数。