現場力を鍛える 増補改訂版

「強い現場」をつくる7つの条件

遠藤 功著
定価 1,980円(税込)
ISBN:9784492534748 / サイズ:四六/並/298

◎20年間読まれる必読書
◎36刷&17万部のロングセラーを大幅加筆&全面改訂
◎新章「どうすれば現場力をものにできるのか」を約30ページにわたって新たに描き下ろし

<<強い現場には「成功の方程式」がある>>

【著者からのメッセージ】
新たなビジョンや戦略を打ち出しても、
それが実行されず、結果を出せない企業は山ほどある。

そうした企業は、「経営を考える発想そのもの」を根本的に変える必要がある。

「実行性」を考える際に必要なのは「逆ピラミッド」の発想だ。

ビジョンや戦略自体に「実行性」は担保されていない。
戦略を「正しくやりきる」主役はあくまで現場。
現場こそが「価値を生み出す主役」である。

「価値を生み出すのは現場」という経営の本質は永遠に変わらない。


【増補改訂版に際して】
増補改訂版にあたって、問題は、この本に「何を追加するか」である。
「新しい現場力」については新著『新しい現場力』で詳しく触れているので、その内容とはダブらせたくはない。

そこで、私が考えたのが「現場力の実践」である。
つまり、「どうすれば現場力をものにできるのか」について触れておきたいと思うようになった。

「現場力」という考え方を否定する人は少ない。
「現場力」とは企業競争力の根幹で、最強の模倣困難性のひとつだ。

しかし、それを組織内に広げ、浸透させ、定着させることはきわめて難しい。

経営と現場が一体となり、粘り強く取り組む、つまり「現場力をものにする」ための「実践的方法論」が必要不可欠である。

この増補改訂版がきっかけとなり、「現場力」をものにする企業が増えることを願っている。

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概要

20年読み継がれた必読書、36刷&17万部のロングセラーを全面改訂! 新章「どうしたら現場力を高めることができるのか」必読!

目次

増補改訂版の刊行に際して
はじめに
序章 素朴な疑問
第1章 「強い現場」とは何か
第2章 「オペレーショナル・エクセレンス」の追求
第3章 「強い現場」の7つの条件
第4章 現場力を高める6つのポイント
第5章 どうすれば現場力をものにできるのか
おわりに
【特別付録】オペレーショナル・エクセレンス 30のキーワード解説

著者プロフィール

遠藤 功  【著】
えんどう いさお

早稲田大学商学部卒業。米国ボストンカレッジ経営学修士(MBA)。三菱電機、複数の外資系戦略コンサルティング会社を経て、現職。2006年から2016年まで早稲田大学ビジネススクール教授を務めた。2020年6月末にローランド・ベルガー日本法人会長を退任。同年7月より「無所属」の独立コンサルタントとして活動している。多くの企業で社外取締役、経営顧問を務め、次世代リーダー育成の企業研修にも携わっている。
SOMPOホールディングス株式会社社外取締役。株式会社ネクステージ社外取締役。株式会社ドリーム・アーツ社外取締役。株式会社マザーハウス社外取締役。TANAKAホールディングス株式会社社外取締役。
17万部を超えるロングセラーである『現場力を鍛える』『見える化』(いずれも東洋経済新報社)をはじめ、『現場論』『生きている会社、死んでいる会社』『「カルチャー」を経営のど真ん中に据える』(いずれも東洋経済新報社)、『新幹線お掃除の天使たち』(あさ出版)、『ガリガリ君の秘密』(日経ビジネス人文庫)など、著書多数。