編集者コメント
強者発想の米国型企業戦略の破綻が拡がるなか、松下幸之助が傾倒し、鳩山総理も引用するなど注目度が高まっている日本発のランチェスター戦略。ビジネスパーソンが今こそ身に付けたい、国を超え、時代を超えた、弱者のための戦略思考を平易に解説する。
I部 競争回避論の落とし穴 1章 アイデアの悲劇を回避する ──ミート戦略の活用 2章 高付加価値・高価格論の幻想 ──商品の差別化の追求 3章 取引先を敵に回すアメリカ、味方にする日本 ──連合の追求 4章 アングロサクソンの特異な価値観との対決 ──歴史的優位性を生かす 5章 成果主義と職務評価が企業をつぶす ──報酬制度の見直し 6章 勝たせて育てる ──営業マンの統制 II部 ランチェスター戦略を知る 7章 弱者の戦略 ──ランチェスター法則を生かす 8章 シェアの拡大 ──市場占拠率目標数値モデル 9章 撤退の決断 ──有効射程距離モデル 10章 地域戦略 ──3点攻略法 11章 マーケット参入作戦 ──2位が弱いマーケットを狙う 12章 スキム作戦とペネット作戦 ──イノベーター層を狙う 13章 アメリカに戦略論はなかった ──戦略の定義のくい違い