「売れない時代」の新・集客戦略

内藤 耕著
2011年12月16日 発売
定価 2,640円(税込)
ISBN:9784492557013 / サイズ:サイズ:A5判/ページ数:280


リピート客を増やすだけでは生き残れない!

コスト削減とサービス向上を両立させる仕組みを解明




人口減少で需要収縮時代を迎えている日本経済。この中でどうサービス業はどう集客を行い、生き残りを図っていくか。かつてはリピート客を増やす施策があちこちで行われたが、それだけでは不十分である。



本書は、150社に及ぶサービス現場のフィールドワークと、工学的アプローチによる分析から紡ぎ出された、サービス業への集客戦略への提言である。具体的には、顧客の来店動機によって、種別を分類し、それぞれの性質・適正に応じた業務の改善や現場作りを行っていく。そして、多くの無駄を整理することによるコスト削減と、顧客満足度を高めるサービス向上を両立させる仕組みとノウハウが導き出される。



CoCo壱番屋、幸楽苑、加賀屋といった全国チェーンから、地域密着の小売、外食、旅館・ホテルなど、22社の実践例を収録している。

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概要

顧客を見極め、それぞれの適正に応じたマーケティング手法が日本のサービス業には重要である。多くの事例をもとに、コストダウンとサービスの向上を両立させるノウハウを説き明かす。

目次


第1章 顧客がいてこそできる商売
第2章 これまでの集客方法とその課題
第3章 顧客モチベーション・マーケティングの提案
第4章 絞り込み型集客戦略
第5章 組合せ型集客戦略
第6章 顧客進化型集客戦略
第7章 顧客モチベーション・マーケティングの実践

著者プロフィール

内藤 耕
ないとう・こう

産業技術総合研究所サービス工学研究センター副センター長。
1966年東京都生まれ。新潟大学理学部卒業、愛媛大学大学院理学研究科修士課程修了。金属鉱業事業団、国際協力事業団、世界銀行グループ(ワシントンD.C.)などを経て現職。工学博士。専門はサービス工学、資源開発政策。サービス産業生産性協議会業務革新フォーラム推進委員会委員、日本小売業協会流通業サービス生産性研究会コーディネーター、日本スーパーマーケット協会業務改善研究会コーディネーターなどを務める.

主な著書に『「最強のサービス」の教科書』(講談社現代新書),『サービス産業生産性向上入門』(日刊工業新聞社),『お客様を呼び戻せ!』(日経BP社),『サービス工学入門』(編,東京大学出版会)などがある.