大切なのは リーダーひとりの力量ではない。
技術進歩が著しく、方向性が多岐にわたり、何がどのようにスタンダードになるかが非常にわかりにくい変化の激しい現在のビジネス環境は「ハイパーチェンジ」状態にある。そこでは従来型の上意下達のリーダーシップに基づく「ヒエラルキー組織」の命令系統は、外部環境に柔軟に適応することができず、うまく機能しない。
ハイパーチェンジ時代には、イシューの発生によりつくられる「チーム」に基づき、メンバーが局面に応じてリーダーを自律的に変えながら、組織としての意思決定やオペレーションを実行する「チーム制組織」が求められる。
チームのメンバーは、場面場面に応じて、リーダーシップとフォロワーシップをしっかりと発揮しつつ、秩序感をもって難局を乗り切ることが求められる。
若手メンバーの育て方、本当の一流のリーダーの条件、フォロワーの育成にいたるまで、個を生かす強いチーム組織を作り出すための方法を提案する。
第1章 2つの組織――「ヒエラルキー」と「チーム」 第2章 チームの基本メカニズム――行動と認知 第3章 チームの「規模」と「多様性」 第4章 よりよいチームのための要因分析 第5章 よりよいチームメンバーであるために 第6章 チーム思考が広げる、個人の可能性
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