BCG 経営コンセプト 市場創造編

内田 和成著/ボストン コンサルティング グループ企画
2016年11月3日 発売
定価 2,200円(税込)
ISBN:9784492557723 / サイズ:A5/上/192

日本で設立50年を迎えた
ボストン コンサルティング グループの最新経営手法

本書で解説されているのは、ボストン コンサルティング グループ(BCG)の経営メソッド。
BCGは1963年にアメリカのボストンに誕生し、初期にはエクスペリエンス・カーブ(経験曲線)、プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)など、経営史に残るコンセプトを開発・発表してきた。その後に開発されたBCGの経営手法をそのOBであり、そして、早稲田大学ビジネススクール教授である内田和成氏が解説しているのが本書である。

ビジネスを取り巻く環境の変化は加速し、いくつもの変化が重なり合い、複雑さを増している。
こうした中で求められるのは、飛躍的な成長(イノベーション)を実現する経営手法、そしてそれを実現する組織能力である。
本書は飛躍的な成長を実現する戦略メソッドに焦点を当てている。
グローバル経営、デジタル化、イノベーション、リスクマネジメント、株主価値向上など、企業の本質を変える戦略メソッドがくわしく解説されている。
飛躍的な成長を実現する組織能力については、姉妹本である『BCG 経営コンセプト 構造改革編』(菅野 寛著)に詳しい。

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概要

戦略コンサルティングファーム、BCGの50年の英知が凝縮されている。データやIoT活用など事業を生み出すためのヒントが満載。

目次

はじめに
第1章 グローバル・アドバンテージ
――新興国市場で勝ちパターンを構築、持続する
第2章 デジタル・ディスラプション
――テクノロジーを経営に取り入れる
第3章 ビジネスモデル・イノベーション
――大企業ならではの強みを活かす
第4章 シナリオプランニング
――変化適応力を高める
第5章 TSR
――株主視点からの企業価値向上戦略
第6章 CEOアジェンダ
――変革力と実行力のリーダーシップを示す
解説
謝辞

著者プロフィール

内田 和成  【著】
うちだ かずなり

早稲田大学ビジネススクール教授。東京大学工学部卒業。慶應義塾大学経営学修士(MBA)。日本航空を経て1985年ボストン コンサルティング グループ(BCG)入社。2000年6月から2004年12月までBCG日本代表、2009年12月までシニア・アドバイザーを務める。ハイテク、情報通信サービス、自動車業界を中心に、戦略などの策定・実行を支援するプロジェクトを数多く経験。2006年には「世界で最も有力なコンサルタントのトップ25人」(米コンサルティング・マガジン)に選出された。2006年より早稲田大学大学院経営管理研究科(早稲田ビジネススクール)。ビジネススクールで競争戦略やリーダーシップ論を教えるほか、エグゼクティブ・プログラムでの講義や企業のリーダーシップ・トレーニングも行なう。また、キユーピー、ライオン、三井倉庫などの社外取締役も務める。著書に『仮説思考』『論点思考』(東洋経済新報社)、『異業種競争戦略』(日本経済新聞出版社)、『ゲーム・チェンジャーの競争戦略』(編著、日本経済新聞出版社)などがある。

ボストン コンサルティング グループ  【企画】
ぼすとんこんさるてぃんぐぐるーぷ

世界をリードするコンサルティングファームとして、政府・民間企業・非営利団体など、さまざまな業種・マーケットにおいて、カスタムメードのアプローチ、企業・市場に対する深い洞察、クライアントとの緊密な協働により、クライアントが持続的競争優位を築き、組織能力を高め、継続的に優れた業績をあげられるよう支援を行なっている。1963年、米国ボストンに創設、1966年に世界第2の拠点として東京に、2003年には名古屋に中部・関西オフィスを設立。2016年10月現在、世界48カ国に85拠点を展開している。
http://www.bcg.co.jp/