爆速! アルゴリズム

毎日の生活がみるみるうちに変わる

アリ・アルモッサウィ著/吉田 三知世訳
定価 1,650円(税込)
ISBN:9784492557877 / サイズ:A5変/並/176

・倍速で仕事をこなせる
・家事の無駄がなくなる
・コンピュータと情報処理の基礎がわかる

「インターネットの父」ヴィントン・サーフ博士が絶賛
「コンピュータサイエンスのエッセンスを初学者向けに平易に解説した傑作!」


コンピュータと情報処理に必須のアルゴリズムの考え方が日常の事例を通じて学べる。著者は、マサチューセッツ工科大学(MIT)でエンジニアリング、カーネギーメロン大学でコンピュータサイエンスを修め、アップルやMozillaでも活躍した人物。本書では、著者自身によるユニークなイラストを通じて12のストーリーが展開されます。バラバラの靴下の洗濯物の山を早く処理する、スーパーマーケットの中をいかに効率的に回るか、ツイッターをいかに140文字で圧縮するか、といったどれもが身近でわかりやすい事例です。こうしたストーリーを楽しみながら、難解であるはずのアルゴリズムの思考法をわかりやすく解説していきます。巻末には、日本語版付録として、「用語解説」(執筆:高橋与志、中田稔)を収録。

試し読み

商品を購入する

概要

複雑化する日常生活をいかにシンプルにするか。コンピュータと情報処理に必須のアルゴリズムの考え方が日常の事例を通じて学べる。

目次

第1章 ソックスの左右をそろえる:参照テーブルを使う
第2章 自分サイズの服を見つける:二分探索を使う
第3章 買い物に行く日は?:スタックを使う
第4章 元のところに帰りたい:パラドックス法を使う
第5章 郵便物をソートする:マージソートを使う
第6章 クールになりたい:リンク解析を使う
第7章 制限時間内で投稿する:情報の圧縮を行う
第8章 仕事を片づける:優先度付きキューを使う
第9章 ネックレスを直す:連結リストを使う
第10章 箱を見つけろ:実行時間を考える
第11章 棚に本を並べる:図書館ソートを使う
第12章 スーパーマーケットを効率良く回る:多次元配列とヒープを使う
日本語版付録 プログラミング入門としての本書の楽しみ方、用語解説 

著者プロフィール

アリ・アルモッサウィ  【著】
あり・あるもっさうぃ

1984年バーレーンに生まれる。マサチューセッツ工科大学(MIT)でエンジニアリングを、カーネギーメロン大学でコンピュータサイエンスを学ぶ。ハーバード大学とMITメディアラボでリサーチャー、Appleでエンジニア、Mozillaでデータサイエンティストとして勤務。2014年にウェブ上で無償公開したクリティカルシンキングの絵本An Illustrated Book of Bad Argumentsは300万人に読まれ、20の言語に翻訳されて話題となった。現在、サンフランシスコを拠点にコンピュータサイエンスの教育や執筆活動をしている。

吉田 三知世  【訳】
よしだ みちよ

京都大学理学部物理系卒業。英日・日英の翻訳業。主な訳書に、マンロー『ホワット・イフ?』、ダイソン『チューリングの大聖堂』、ウィルチェック『物質のすべては光』(以上、早川書房)、クリース『世界でもっとも正確な長さと重さの物語』、クリース『世界でもっとも美しい10の物理方程式』(以上、日経BP社)、レーダーマン/ヒル『詩人のための量子力学』(白揚社)、ガブサー『聞かせて、弦理論』(岩波書店)、マッサー『宇宙の果てまで離れていても、つながっている』(インターシフト)などがある。