デジタルマーケティングの教科書

データ資本主義時代の流通小売戦略

牧田 幸裕著
2023年10月18日 発売
定価 2,200円(税込)
ISBN:9784492558287 / サイズ:A5/並/196

消費者起点のDXをどう進めればよいのか?

夕食の献立をどうするか?
ワインをどう選ぶか?
海外旅行はどこへ行って何をするか?

顧客は「選択肢の多さ」に疲れている!


日本企業の多くがDXの必要性を感じながらも
「絵に描いた餅」にとどまっている。

流通小売業において、
「実際どうすればよいのか?」
に主眼を置いたのが、本書である。


「消費者との接点の構築」から、
「購買前」「購買決済」「購買後」のデータ取得、
「購買行動データ分析」まで、
「意思決定の疲弊」から消費者を解放する5つのステップを詳説。

【意思決定の疲弊から消費者を解放する5つのステップ】
ステップ1:消費者との接点を構築する
ステップ2:「購買前」消費者購買行動データを取得する
ステップ3:「購買決済」消費者購買行動データを取得する
ステップ4:「購買後」消費者購買行動データを取得する
ステップ5:消費者購買行動データを分析する

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概要

消費者起点のDXをどう進めればよいのか? データ取得、最適なタイミングで購買体験を提供するステップを詳説。

目次

第1章 流通小売業のDXはどう進めればよいのか
 90%の大企業でDXはうまく進んでいない
 DXの目標を提示できない日本企業の経営陣
 流通小売業に到来する「データ資本主義」の時代
 「購買前」から「購買後」までのデータを取得する

第2章 流通小売業の歴史と進化を振り返る
 流通小売業の始まり、商店街の形成
 百貨店の繁栄と流通小売業の近代化
 高度経済成長期とチェーンストアの覇権
 市場成熟期、仮説検証マーケティングの誕生
 オンラインチャネルの台頭、リアル店舗は葛藤から超克へ
 ヨドバシカメラの「ヒーローズ・ジャーニー」
 データ資本主義時代の到来

第3章 データ資本主義時代のビジネスモデルのつくり方
 ビジネスモデルの先にある「大義」
 意思決定の疲弊から消費者を解放する5つのステップ
 社内の人材で分析するのか、社外の協力を仰ぐのか
 次世代流通小売業のロールモデル:アリババグループ
 必要なタイミングで購買体験を提供する2つのステップ

第4章 新たなビジネスモデルを推進できる組織と人材
 外部のコンサルティング会社の支援を受け、推進するフェーズ
 自社の人材で新たなビジネスモデルを推進するフェーズ

第5章 消費者から見た次世代流通小売業
 「売り切れの失望」からの解放
 「意思決定の疲弊」からの解放、「買い物は楽しい」への原点回帰
 次世代流通小売業は消費者の「頼れる相棒」になる

著者プロフィール

牧田 幸裕  【著】
まきた ゆきひろ

名古屋商科大学ビジネススクール 教授
1970年京都市生まれ。京都大学経済学部卒業、京都大学大学院経済学研究科修了。ハーバード大学経営大学院エグゼクティブ・プログラム(GCPCL)修了。アクセンチュア戦略グループ、サイエント、ICGなど外資系企業のディレクター、ヴァイスプレジデントを歴任。2003年日本IBM(旧IBMビジネスコンサルティングサービス)へ移籍。インダストリアル事業本部クライアント・パートナー。2006年信州大学大学院経済・社会政策科学研究科助教授。2018年より現職。著書に『フレームワークを使いこなすための50問 なぜ経営戦略は機能しないのか?』『ラーメン二郎にまなぶ経営学 大行列をつくる26の秘訣』『ポーターの『競争の戦略』を使いこなすための23問 どうすれば差別化を機能させられるか?』『得点力を鍛える 「やらないこと」を決めて努力を最適化する技術』『デジタルマーケティングの教科書 5つの進化とフレームワーク』(いずれも東洋経済新報社)などがある。