世界のラグジュアリーブランドはいま何をしているのか?

イヴ・アナニア著/イザベル・ミュスニク著/フィリップ・ゲヨシェ著/鈴木 智子監訳/名取 祥子訳
2023年11月29日 発売
定価 3,850円(税込)
ISBN:9784492558300 / サイズ:四六/並/568

コロナ危機は、それ以前からラグジュアリー業界に影響を与え始めていた数々のキートレンドを劇的に加速させた。消費と流通の新しい形、進むデジタル化、サステナビリティとサーキュラーエコノミーの重要性の高まり、ゲーム市場の参入、メタバースの勃興、NFTをはじめ、ラグジュアリー業界はこれらがもたらした課題にどのように取り組んでいるのだろうか。この業界がコロナ禍から復活できた理由とは何か。コロナ禍を経て、大手ラグジュアリーブランドのグローバルレベルでの優位性が決定づけられたのか、それとも、新しいプレーヤーの台頭によって新たな競争が生まれたのだろうか。本書は、入念なリサーチとラグジュアリー業界のキーパーソンによる数多くの証言とともに、人を魅了してやまないラグジュアリーの世界を探求する一冊である。世界経済の重要な一翼を担うこの業界が直面している課題と各社の戦略を理解するうえで不可欠な知見とともに、新たなニーズとルール、そして基準を生んだニューノーマル時代の到来を紐解く。

(紹介する主なブランド)ルイ・ヴィトン、エルメス、シャネル、ロレックス、オメガ、コム・デ・ギャルソン、ロレアル、エスティ・ローダー、アウディ、カルティエ、ブルガリ、バーバリー、バレンシアガ、J・M・ウエストン、ラルフローレン、コーチ、ティファニー、プラダ、バング&オルフセン、パテック フィリップ、トッズ、モエ・ヘネシー、ロンシャン、アコーホテルズ、ラコステ、ゼニア、ヴァン クリーフ&アーベル、クリスチャン・ルブタン、アルマーニ、ルルレモン、シュプリーム、ボッテガ・ヴェネタ、サンローランほか


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概要

コロナを経ても、世界的に成長し続けるラグジュアリー産業。先端技術を取り込み、加速と破壊を推し進める世界的ブランドに学べ。

目次

解説 日本のラグジュアリーブランドの成長ポテンシャル(鈴木智子)

第1部 新しいラグジュアリー帝国の夜明け
第1章 新しい消費パターンに立ち向かう
第2章 ニューノーマルの到来
第3章 マネジメントが抱える課題
第4章 持続可能な開発に取り組む
第5章 いま求められる社会的責任
第6章 新たな顧客体験と新たなカスタマーインティマシー
第7章 ウェルネスという新領域

第2部 プレッシャーにさらされるラグジュアリー業界
第8章 コロナ禍のラグジュアリー業界
第9章 世界のラグジュアリー市場をリードするフランス
第10章 世界の羨望を集めるイタリア
第11章 スイス--第3のラグジュアリー大国
第12章 その他のヨーロッパのプレーヤー
第13章 北米--アクセシブルラグジュアリーの王国
第14章 アジア太平洋地域--ラグジュアリー業界の生命線
第15章 次世代を担う若手ブランド
第16章 さまざまな成長ドライバー

著者プロフィール

イヴ・アナニア  【著】
Yves Hanania

ブランド戦略・開発を専門とする仏コンサルティング会社「ライトハウス」の創設者兼CEO。数多くのラグジュアリーブランドやファッションブランドのコンサルティングを行う。ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院にてMBAを取得。2021年に同校のラグジュアリーブランド戦略の講座を担当。現在はインド商科大学院や仏エセック・ビジネススクールなどの高等教育機関にて教鞭を執る。エセック・ビジネススクールでは「ホスピタリティ・マネジメント&インターナショナルラグジュアリーブランドマネジメント」コースを担当。

イザベル・ミュスニク  【著】
Isabelle Musnik

仏誌Guide de Luxeの編集長と仏メディアCB Newsのラグジュアリー特集の編集者を経て、トレンドとイノベーション、コミュニケーションに関する情報を扱う季刊誌INfluenciaを創刊。現在は同誌のディレクターを務める傍ら、ニュースレターの執筆も手がける。

フィリップ・ゲヨシェ  【著】
Philippe Gaillochet

グランゼコール受験予備校IPESUPの共同創設者。パリを拠点とするビジネススクール、MBAインスティテュートの共同創設者兼ディレクターを経て、国民議会の科学コンサルタントとITディレクターを歴任。現在はフリーランスの経営コンサルタントとして活動している。

鈴木 智子  【監訳】
すずき さとこ

一橋ビジネススクール国際企業戦略専攻教授。日本ロレアル、ボストン コンサルティング グループに勤務の後、一橋大学大学院国際企業戦略研究科修士(MBA)、同博士後期課程(DBA)を修了。博士(経営学)。京都大学大学院経営管理研究部・教育部特定准教授などを経て、2023年より現職。専門は消費者行動論、国際マーケティング、デザインシンキング、ブランドマネジメント。経済産業省「グローバルサービス創出研究会」委員、経済産業省「おもてなし経営企業選」選考委員などを歴任。国内外の学術誌にて多くの研究を発表し、また多数のメディアにも寄稿。著書に『イノベーションの普及における正当化とフレーミングの役割』(白桃書房)などがある。

名取 祥子  【訳】
なとり しょうこ

上智大学文学部卒業。2005年TDKに入社。その後、日系アパレル企業と仏フレグランスブランドを経て、2017年より英仏翻訳者として活動。訳書に、『THE MR PORTER PAPERBACK』(トランスワールドジャパン)、『ラム肉の歴史』(原書房)、『1冊で学位 芸術史』(ニュートンプレス)などがある。