ローソンはなぜ、30万枚のからあげクン半額券を
たった17時間で配布できたのか――
長引く不況のなかで、苦境を脱する糸口となるような新しいビジネスがいま、誕生している。それがO2O(オーツーオー)だ。O2Oとは、ネット(オンライン)の力を駆使して、現実社会(オフライン)のリアル店舗へ消費者を呼び込み、商品・サービスの購買・利用を促進しようというものだ。
スマホの普及やソーシャルメディアの発展を受けて、消費者は、質量ともにかつてないほどの情報を入手・発信できるようになっている。そうした消費者といい関係を築き、発展を遂げるためのヒントと具体例を提供する。経営者・マーケッター必読の書。
第1章 なぜ、いま、O2Oなのか 第2章 思わず店舗に行きたくなる! O2Oで共感・楽しさ・利便性を実現するリアル企業 第3章 魅力的な集客の仕組みを作り出す! ネットとリアルの架け橋を目指すネット企業 第4章 O2Oインフラを握る! 遠大なシナリオを描く通信キャリア 第5章 O2Oはこれからどうなるのか?
松浦由美子
まつうら・ゆみこ
ITアナリスト。大学卒業後、米国留学を機にITの世界に目ざめる。帰国後、ITエンジニアとして半導体ウェハ検査装置の開発や原子力・ETCなどのインフラ制御系システムの開発、大手印刷会社のIT技術センター部門でセキュリティ関連のサービスや画像情報データベース、地図情報サービスなどのWeb開発に携わる。現在は、インターネット企業に勤務の傍ら執筆活動も行う。「ITからリアル世界への翻訳者」として、テクニカルな話題を一般読者にわかりやすく解説することをモットーに活動中。