編集者コメント
日本におけるIFRS導入が、企業活動の中できわめて重要な戦略実現の手段であるM&Aにどのような影響を与えるかについて解説しています。
また従来まで償却処理が必要だった「のれん」がIFRS導入によって非償却になるなどといったM&Aの会計処理を切り口として、現在の日本における改正企業結合会計基準、またその先に訪れるIFRS時代に採るべき企業の経営戦略を、具体的な事例から明らかにしていきます。
多くのIFRS関連の書籍のなかで、類書にないM&Aとの関係に正面から踏み込んだ、佐山展生氏推薦の実務書です。
序 章 IFRS適用でこんなに変わる 第1章 IFRS導入と日本の現状 第2章 IFRS導入による主要な影響 第3章 IFRS導入でM&A会計はどう変わるのか 第4章 本当に失敗?事例から学ぶM&A 第5章 戦略的M&A会計(1)減損リスクへの対応 第6章 戦略的M&A会計(2)負ののれんと偶発債務 第7章 戦略的M&A会計(3)特定勘定 第8章 M&Aプロセスとデューデリジェンス
株式会社デューデリジェンス IFRS研究チーム
IFRS導入を見据えて、たんなる会計処理に与える影響のみならず、IFRSがM&Aプロセ スに与える影響についても研究を行う株式会社デューデリジェンスの社内プロジェクトチーム。
企業結合時における戦略的なM&A会計の導入など、その研究成果についてセミナー等を通じ た提言を行うと同時に、買収価格の配分や減損リスクマネジメント等の業務を通じて クライアントにサービスを提供している。