「会計トラップ」から御社の利益を守る術。
○ ユニクロはなぜ、ポイントカードをやめたのか?
○ TSUTAYAのCCC、非上場化のウラ事情とは?
○ ソニー、電池パックの回収で奇跡のV字回復を演出?
○ アングロサクソンの野望VS信長の野望
○ 一太郎様が苦しんでおられます・・・ほか、
楽天、三洋電機、IHI、パナソニックなどの実例でわかる会計の本質
会計は、実際に取引したものだけを記帳し、決算書に反映している、と思われている方も多いと思いますが、実はそうではありません。
経営者の頭を悩ます、一筋縄ではいかない「会計独特の世界」が存在します。
この傾向は、IFRSの本格的な導入を控え、ますます顕著になってきました。 本書ではビジネスパーソンとして知っておきたい、伝統的なルールから最新のIFRSといったルールまでを厳選し、経営を脅かす「会計トラップ」から、利益を守る術をわかりやすく解説します。
第1章 突然、会社を襲う巨額損失のロジック 第2章 ソニーV字回復演出とユニクロのポイント戦略の裏 :「引当金」の会計トラップ 第3章 合法的架空資産に苦しめられた、真柄建設と建材業ハイビック :「減損会計」の会計トラップ 第4章 メディア戦争に仕掛けられた罠を利用する楽天、はまるTBS :「退職給付」の会計トラップ 第5章 一太郎様とりそな、巨額損失の引き金は誰が引く? :「税効果」の会計トラップ 第6章 意図せざる粉飾IHI・旧石川島播磨重工業 :「工事進行基準」の会計トラップ 第7章 評価判断が三洋電機のCEOを追い込んだ :「時価の回復可能性」の会計トラップ 第8章 倒産シグナルが現れなかったNOVA、現れ続けるキムラタン :「継続企業の前提」の会計トラップ 第9章 新会計ルール適用による初めての倒産、アーバンコーポレイション :「棚卸資産評価」の会計トラップ 第10章 会計トラップに陥らないための対処法 :経営者が理解すべき5つのロジックと必須の3カ条
村井直志
むらい・ただし
公認会計士
中央大学商学部会計学科卒業。大手監査法人、コンサルティングファーム、税務事務所などを経て、公認会計士村井直志事務所を開設。個人から上場会社まで幅広くサポートし、企業・団体・商工会議所で講演、著作活動を行っている。
《主な公職履歴》
日本公認会計士協会東京会コンピュータ委員会委員長
同上・経営委員会委員
同上・税務第一委員会委員
同上・業務委員会委員
独立行政法人中小企業基盤整備機構 IT推進アドバイザー