金融機関のための金融商品会計ハンドブック
有価証券の運用現場で役立つ
金融商品に関する会計・税務に加え、
ＢＩＳ規制まで網羅した実務必携書
金融機関等における有価証券の運用現場において必要となる幅広い専門知識を網羅しました。実務上の重要な論点を中心に、基準や法令に即した正確で分かりやすい記述に加え、豊富で具体的な見解や設例を多数盛り込んだ、運用現場で実際に毎日使える「便利なハンドブック」になっています。
金融商品会計（有価証券、ヘッジ会計、複合金融商品）や税務、ＢＩＳ規制を中心に、バーゼル3)やＩＦＲＳといった制度動向についても「実務必携書」として焦点をしぼって解説しています。大手監査法人で会計監査に携わった後、大手証券会社で金融機関対象のソリューション営業に携わっている、金融市場に精通した公認会計士による実務家必携の一冊です。
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概要
有価証券の運用現場で必要になる幅広い会計・税務の専門知識について、重要な論点を中心に具体的設例で懇切に解説するとともに、ＢＩＳ規制など制度動向まで網羅した実務必携書。
目次
第１章 会計基準と金融商品会計の概要 第１節 会計基準とは？ 第２節 金融商品会計の体系 第２章 有価証券の範囲と保有目的区分 第１節 定義 第２節 保有目的区分への分類 第３節 保有目的区分の変更 第３章 有価証券の評価 第１節 金融商品の評価 第２節 有価証券の取得価額 第３節 保有目的区分と評価 第４節 市場価格の適用 第５節 有価証券の減損処理 第６節 資産の消滅の認識 第７節 期末評価の諸論点 第４章 債権、外貨、複合金融商品会計 第１節 債権の評価 第２節 自己査定 第３節 外貨建金融商品 第４節 複合金融商品会計 第５章 デリバティブとヘッジ会計 第１節 デリバティブの会計 第２節 ヘッジ会計の概念 第３節 ヘッジ会計の準備 第４節 ヘッジ会計の処理 第５節 包括ヘッジ 第６節 特例処理 第７節 予定取引のヘッジ 第８節 為替リスクのヘッジ 第９節 ヘッジ会計の留意事項 第６章 業種別の会計 第１節 金融業の特例 第２節 銀行業のヘッジ会計 第３節 銀行業の外貨会計 第４節 保険業の保有目的区分 第５節 保険業のヘッジ会計 第７章 金融商品の税務 第１節 法人税とは？ 第２節 有価証券の期末評価 第３節 税務上の減損処理 第４節 源泉税の実務 第５節 利息・配当の税務 第８章 銀行自己資本比率規制 第１節 自己資本比率規制とは 第２節 自己資本比率の分子 第３節 自己資本比率 第４節 バーゼル2)の諸論点 第５節 バーゼル3)規制 補 論 IFRSの迷走と終わらない欧州金融危機