「専門家」以外の人のための決算書&ファイナンスの教科書

西山 茂著
2019年7月19日 発売
定価 1,944円(税込)
ISBN:9784492602287 / サイズ:A5/並/378

数字と現場を結びつけて意思決定をすることで、
数字が意味をもち、現場を語るようになり、
さらに予測の数字などにも魂が入ってくるのだ。

仕事の数字の話は経理や財務の人に頼りっきり。
これでは、いけない。
経理・財務が専門家ではない、企画・営業・研究開発・製造などを担当している方々も、経営に関係する数字の活用方法を「ざっくり」理解しておくことが重要だ。
なぜなら、日々のビジネスの現場では、数字を含めたいろいろな視点からの見方を統合して、総合的に意思決定をすることが重要になるからだ。
ただ、会計や財務の専門用語と、ずらりと並ぶ数字に、苦手意識をもっている方も多いと思う。そこで、本書は数字の専門家ではないビジネスパーソン、リーダーが、経営に関係する数字のポイントをわかりやすく学べるように3つの仕掛けがしてある。
1つ目は、数字の専門家ではないビジネスパーソン、リーダー向けに、経営に関係する数字の中でも、重要な点に絞ってまとめていることである。
2つ目は、財務会計8テーマ、ファイナンス8テーマ、管理会計6テーマの合計22のテーマを取り上げている。それぞれのテーマはストーリーで始まる。学ぶポイントを、ビジネスの現場に即してイメージしてもらうために、テーマに関係するストーリー(物語)とその後日談を掲載している。また、各テーマの文章の中で、特に重要なポイントについては下線や点線を引いて、見逃すことのないようにしている。各テーマの最後には、重要なポイントを箇所書きにして、復習や再確認に役立つようにしている。
3つ目は、内容を理解しやすくするために、またイメージしやすくするために、具体例を数多く取り上げていることである。各テーマの中でいろいろな企業の事例を取り上げるとともに、テーマごとに1つ、あるいは2つほど、実際の企業をベースにしたケースを掲載している。本書は、具体的な事例を用いて、ビジネスの現場と経営の数字を結びつける実践力を養えるようになっている。

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概要

欧米のエリート、経営幹部は会計と財務を「つなげて」理解し、「一緒に」学ぶ。一度身につければ、世界で通用する知識が身につく。

目次

はじめに
【基礎知識】アカウンティングとファイナンスの違いと一体化
第1章 財務3表から企業の状況を読む【財務会計】
1  貸借対照表から何がわかるのか
2  損益計算書から何がわかるのか
3  キャッシュフロー計算書から何がわかるのか
4  IFRSと日本の会計基準の違い
5  ROE、ROAから何がわかるか
6  収益性と効率性を読み解く
7  安全性と成長性を読み解く
8  株価をベースに評価するEBITDAマルチプル、PER、PBR

第2章 これだけで大丈夫!ファイナンス入門 147
1  金利とリスク、割引率と現在価値 ファイナンスに不可欠な考え方①
2  資本コストとWACC、ハードルレート ファイナンスに不可欠な考え方②
3  フリーキャッシュフローとは自由に分配できるキャッシュフロー
4  NPVとIRR――投資プロジェクトの評価方法
5  最適な借入の水準(最適資本構成)
6  配当と自社株買いは株主還元。どちらを選択?
7  買収金額の評価
8  企業に対する調査「デューデリジェンス」

第3章 業績管理と意思決定のための数字の活用【管理会計】 285
1  変動費、固定費と損益分岐点
2  アウトソーシングとシェアードサービス、どちらを選択?
3  ABCは正確なコスト計算のための間接費の割り振り
4  予算はトップダウン? 積み上げ?
5  ROE、ROIC…どの財務目標がよいのか?
6  重要業績指標KPIはどう決める?

著者プロフィール

西山 茂  【著】
にしやま しげる

早稲田大学政治経済学部卒業。ペンシルバニア大学ウォートンスクールMBA修了。監査法人ト-マツ、西山アソシエイツにて会計監査・企業買収支援・株式公開支援・企業研修などの業務を担当したのち、2002年より早稲田大学、06年より現職。学術博士(早稲田大学)。公認会計士。主な著書に『企業分析シナリオ(第2版)』『入門 ビジネス・ファイナンス』(以上、東洋経済新報社)、『改訂2版 戦略管理会計』(ダイヤモンド社)、『出世したけりゃ 会計・財務は一緒に学べ!』(光文社新書)、『増補改訂版 英文会計の基礎知識』(ジャパンタイムズ)、『ビジネススクールで教えている会計思考77の常識』(日経BP社)などがある。