金融・契約技術・エージェンシーと経営戦略
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概要
ガバナンス構造が変わりつつある中で、企業はどのように価値創造していけばよいのか？ オプション契約の基礎となる理論を解説し、日本企業を中心とした最新のケースも紹介する。
目次
第I部 産業の新生とガバナンスの再構築へ向けて 第１章 新しい産業社会の価値創造パラダイム 第２章 企業のガバナンス構造と価値創造パフォーマンス 第II部 契約・エージェンシー理論、ゲームと経営戦略 第３章 契約理論とコーポレート・ガバナンス 第４章 フリーキャッシュフロー問題と企業の多角化 第５章 アングロ・サクソンのコーポレート・ガバナンス論 ：株式市場と受託者責任 第III部 リアル・オプションと投資戦略 第６章 リアル・オプションとはなにか ：現代の経営戦略への意義 第７章 ＥＶＡ、ＭＶＡの企業価値からリアル・オプション価値へ 第８章 ベンチャー企業の価値評価 第IV部 事例研究とフロンティア 第９章 生産装備サービス事業におけるリスク評価手法 ：日立のサービスにおけるリアル・オプションの活用 第10章 リアル・オプション提携戦略 ：西友とウォルマートの提携に見る 新株予約権の発行と企業価値 第11章 サプライチェーンのオプション戦略 第12章 電力：市場型産業への移行に向けての提言 第13章 リスクに対応する企業の戦略と管理 ：確率制御理論からのアプローチ