消費者信用の経済学

ベルトーラ,G.編/ディズニー,R.編/グラント,C.編/江夏 健一監訳/坂野 友昭監訳
2008年9月5日 発売
定価 5,280円(税込)
ISBN:9784492654194 / サイズ:サイズ:A5判/ページ数:392

編集者コメント



市場に関する学術的な研究と政策論議では、これまで、家計よりも、企業・生産者に焦点が当てられてきた。家計に関する研究でも、貯蓄と資産運用ポートフォリオ選択という観点から分析が行われてきた。それに対して、本書では、消費者債務に焦点を当て、プライバシー規則、契約責任に関する規制、金融の安定性および過重債務のような現代的なテーマにスポットを当て、現在進行中の政策論議に必要不可欠な実証的、理論的な学問的成果を提示する良書である。

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概要

弱小の借り手である家計(消費者)に焦点を当て、過重債務など今日的なテーマの国際比較分析をつうじて、消費者金融の政策論議に必要不可欠な実証的、理論的な学問的成果を提示。

目次

第1章 消費者信用の需要と供給に関する経済学
第2章 米国およびヨーロッパにおける消費者信用市場
第3章 家計債務の需要と供給に関する国際比較
第4章 規制、フォーマルおよびインフォーマルな契約履行の強制力と家計向けローン市場の発展:イタリアからの教訓
第5章 住宅資産と金融債務の累積:英国家計からの証拠
第6章 クレジットカード:理論と実際
第7章 破産と消費者行動:理論と米国における証拠
第8章 米国におけるクレジットカウンセリング産業の発展
第9章 米国における消費者信用報告の発展と規制
第10章 信用情報共有の割合と効果