編集者コメント
資産運用理論の伝道師、バーンスタインの最後の著作。1990年代の米国投資業界の激変を土台として支えてきた「金融理論」が、どのように資産運用の実務に応用されていったかを、カーネマン、シラー、セイラー、マーコヴィッツ、サミュエルソンといった投資運用の理論家たち、またバークレイズ、ゴールドマンサックスといった実務家たちの世界に焦点を当てて描く。
前著にあたる『証券投資の思想革命』(キャピタル・アイデア)が市場の動きに即したパッシブ運用やインデックス運用によるベータ(β)を求める1950年代以降90年当時にいたる投資運用の世界の発展を描いたのに対して、本書(キャピタル・アイデア・エヴォルビング)ではそれ以降90年代のベンチマークを上回るアクティブ運用と超過収益率(α)を求める新たな方法へと変貌していく投資運用の世界が描かれている。
第I部 行動ファイナンスからの攻撃 第II部 理論家たち 第III部 実務家たち 第IV部 キャピタル・アイデアの将来