円安vs.円高 どちらの道を選択すべきか

藤巻 健史著/宿輪 純一著
2013年5月31日 発売 在庫なし
定価 1,540円(税込)
ISBN:9784492681350 / サイズ:四六/並/216

アベノミクスによる円安は救世主か亡国か!? アベノミクスによる急激な円安で「為替」への関心が高まっている。円の切り下げは日本経済再生の切り札となるのか? それとも輸入物価の高騰を招き国民生活を疲弊させてしまうのか? 「円安は日本再生の最強の処方箋。1ドル=200円になれば日本の景気は回復する」(藤巻)vs.「日本経済を再生させるには、円安よりも産業競争力の強化を優先すべき」(宿輪)――伝説のカリスマ・トレーダー藤巻氏と国際金融論を専門とするエコノミスト・宿輪氏とが日本のあるべき通貨政策をめぐって徹底討論。

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概要

「円安は日本の救世主となる」(藤巻)vs「円安は安売り戦略。経済を弱体化させる」(宿輪)。日本の通貨政策ついて論じた緊急提言

目次

第1章 円安vs.円高 アベノミスクは日本を救うのか(藤巻健史×宿輪純一)

第2章 円安は日本再生の最強の処方箋(藤巻健史)

第3章 日本を救うのは円安よりも競争力強化(宿輪純一)

終 章 円安はV字回復の大チャンス(藤巻健史)

著者プロフィール

藤巻 健史  【著】
ふじまき たけし

藤巻健史(ふじまき・たけし)
1950年、東京生まれ。一橋大学商学部を卒業後、三井信託銀行に入行。80年にMBAを取得(ノースウェスタン大学院)。85年、米銀のモルガン銀行入社。当時としては東京市場で唯一の外銀日本人支店長に抜擢され、「伝説のトレーダー」と呼ばれる。2000年に同行退社後は、世界的投資家ジョージ・ソロス氏のアドバイザー、一橋大学経済学部非常勤講師などを務める。現在、フジマキ・ジャパン代表取締役社長。東洋学園大学理事。主な著書に『外資の常識』(日経ビジネス人文庫)、『藤巻健史の実践・金融マーケット集中講義』(光文社新書)、『日本大沈没』(幻冬舎)、『ひとたまりもない日本』(朝日新聞出版)など多数。


宿輪 純一  【著】
しゅくわ じゅんいち

宿輪純一(しゅくわ・じゅんいち)
1963年、東京生まれ。麻布高校・慶應義塾大学経済学部卒業後、87年に富士銀行に入行。海外勤務などを経て、98年に三和銀行企画部に移籍。合併でUFJ銀行、UFJホールディングス経営企画部等に勤務。兼務で、東京大学大学院、早稲田大学、清華大学大学院(北京)等で非常勤講師として教鞭。各省庁の経済・金融関係委員会に参加。現在、慶應義塾大学経済学部非常勤講師(国際金融)、経済学博士・エコノミスト、宿輪ゼミ代表。主な著書に『通貨経済学入門』『アジア金融システムの経済学』(以上、日本経済新聞社)、『ローマの休日とユーロの謎―シネマ経済学入門』(東洋経済新報社)など多数。