決定版 リブラ

世界を震撼させるデジタル通貨革命

木内 登英著
定価 1,760円(税込)
ISBN:9784492681466 / サイズ:四六/並/272

2019年6月、突如としてFacebookが発表したデジタル通貨「Libra(リブラ)」計画。
実現すればドルを凌駕する巨大通貨圏がネット上に誕生することになる。

ビットコインなど、従来の仮想通貨との決定的な違いとは?
警戒心をむき出しにする米国政府・各国中央銀行は何を恐れている?
プラットフォーマーの金融進出に、銀行・金融機関はどう立ち向かうのか?
米中による「未来のマネー」の覇権争いの行方は?
リブラ計画が潰れても、第2、第3のリブラが生まれる?

金融史上最大の創造的破壊(ディスラプション)を、日本の第一人者が解説する。

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概要

世界の金融関係者に衝撃を与えたフェイスブックの仮想通貨「リブラ」プロジェクト! そのインパクトと問題点を元日銀審議委員が解説

目次

はじめに  リブラは救世主か悪魔か  
第1章  世界に衝撃を与えたリブラ計画
第2章  デジタル通貨2.0時代の幕開け
第3章  プラットフォーマーの進撃
第4章  リブラは銀行制度を破壊するのか
第5章  中央銀行と国家に挑戦するリブラ
第6章  リブラは米中通貨覇権戦争の引き金に
第7章  2025年の金融予想図

著者プロフィール

木内 登英  【著】
きうち たかひで

1963年生まれ。1987年早稲田大学政治経済学部卒業、同年野村総合研究所入社。一貫して経済調査畑を歩む。1990年野村総合研究所ドイツ(フランクフルト)、1996年野村総合研究所アメリカ(ニューヨーク)で欧米の経済分析を担当。2004年野村證券に転籍し、2007年経済調査部長。2012年7月~2017年7月、日本銀行政策委員会審議委員。現在、野村総合研究所エグゼクティブ・エコノミスト。
主な著書に『異次元緩和の真実』(日本経済新聞出版社、2017年)、『金融政策の全論点』(2018年) 、『決定版 銀行デジタル革命』(いずれも東洋経済新報社、2018年)など。