第1)部 医療費の現状 1章 自己負担率の変化と患者の受診行動 2章 老人医療の価格弾力性の計測と最適自己負担率 ~国保レセプトデータを用いた検証 3章 特定疾病における医療費格差 ~診療行為の標準化に向けて 第2)部 医療供給体制 4章 高齢者医療費の格差、公私医療機関の併存、および公的規制 5章 平成14年診療報酬マイナス改定は機能したのか? ~整形外科レセプトデータを利用した医師誘発需要の検証 6章 保険の経済理論からみた「混合診療」 第3)部 医療制度改革・政策提言 7章 介護保険の現状と持続可能性 8章 介護保険と老人保健の利用給付関係の検討 ~個票データを用いた栃木県大田原市における例 9章 喫煙習慣に関する経済学分析 ~合理的依存症モデル神話とその再検討 10章 喫煙習慣の世代間連鎖に関する計量経済学分析 11章 保険者機能と世代間利害調整 12章 公的医療保険と代替的民間医療保険の収斂化現象 ~ドイツの経験からみる代替的民間医療保険の可能性と限界 13章 保険者機能と管理競争 ~ガバナンス改革の観点からの分析と提言 14章 これからの医療と医療政策 ~国際化、情報化、高齢化と生命科学の時代