アセットマネジメントの世界

宇野 淳監修/日本証券投資顧問業協会編/投資信託協会編
2010年3月26日 発売
定価 2,640円(税込)
ISBN:9784492711774 / サイズ:サイズ:A5判/ページ数:258

19人のプロが語る、
アセットマネジメントの極意





早稲田大学や京都大学などで実施されている「アセットマネジメントの世界」講義を書籍化。



金融商品の基礎知識、運用業務の実際とノウハウ、投資哲学と行動規律、そして将来展望まで、資産運用の第一線で闘っている19人のプロが貴重な体験を語った仕事の醍醐味とアセットマネジメントの極意。金融業界に就職したい人に最適

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概要

資産運用の実務とその魅力、自ら編み出した思考方法、マーケットの落とし穴など、資産運用の第一線で闘っている実務家の貴重な体験をまとめたもの。金融業界に就職したい人に最適。

目次


第1部 資産運用の機能と社会的役割
第2部 資産運用の基礎理論
第3部 金融商品
第4部 資産運用と制度
第5部 資産運用のプレーヤー
第6部 展望

 

著者プロフィール

宇野 淳 (うの じゅん) 監修者

早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授.
略歴:1975年早稲田大学政治経済学部卒業.日本経済新聞社に入社.データバンク局,編集局,QUICK総合研究所などに勤務.2002年4月中央大学商学部教授.2004年4月から現職.2006年4月から2008年9月までファイナンス研究科長.
兼職等:現在,日本証券アナリスト協会試験委員,年金積立金管理運用独立行政法人「運用委員会」委員,日本投資顧問業協会理事を兼務.
著書等:『株式市場のマイクロストラクチャー』(共著)日本経済新聞社,1998年;『価格はなぜ動くのか』(編著)日経BP社,2008年,など.

石田英和 (いしだ ひでかず)

大阪ガス株式会社財務部ファイナンスチーム企業年金資産運用担当インベストメント・オフィサー.
略歴:1990年東京大学法学部卒業.大阪ガス株式会社入社.都市エネルギー営業部を経て,1995年スタンフォード大学MBAプログラム修了.同年より財務部にて,資金調達,リスク管理,インベスター・リレーションズ,年金資産運用などに携わる.2000年より年金資産運用担当(専任). 兼職等:企業年金連絡協議会幹事,社団法人日本証券アナリスト協会検定会員.
著書等:『勝者のポートフォリオ運用』(共訳,デイビッド・スエンセン著)金融財政事情研究会,2003年;『実務家が答える年金基金資産運用相談室』(共著)東洋経済新報社,2005年.

植松 丘(うえまつ たかし)

東京海上不動産投資顧問株式会社代表取締役社長.
略歴:1973年慶應義塾大学法学部法律学科卒業.野村不動産株式会社入社.同社専務取締役を経て2008年3月より現職.不動産証券化協会教育・資格制度委員長,早稲田大学大学院ファイナンス研究科講師,同大学国際不動産研究所客員教授を歴任.
兼職等:政策研究大学院大学政策研究科客員教授,日本大学大学院経済学研究科,理工学研究科非常勤講師,日本不動産学会常務理事「国際交流・広報委員長」を兼務.
著書等:『都市と土地利用』(共著)日本評論社,2006年;『企業不動産戦略』(共著)麗澤大学出版会,2009年,など.

工藤雄二(くどう ゆうじ)

y2e コンサルティング代表.
略歴:1967年東北大学法学部卒業.日興証券に入社.外国部,外国投資顧問室,ジャパン・ファンド(在ニューヨーク)出向を経て,1981年日興国際投資顧問設立に参加.1985年シュローダーの運用会社設立時より2004年まで社長をつとめる.
兼職等:ヘンダーソン・ジャパン顧問,日本証券投資顧問業協会監査委員,国際経営者協会(IMA)監事.
著書等:第16回SAAJ-AIMR/JSIP共同セミナーにて「資産運用会社の受託責任と職業倫理の遵守」につき講演.

蔵元康雄(くらもと やすお)

フィデリティ・ジャパン・ホールディングス株式会社取締役副会長.
略歴:1959年早稲田大学政治経済学部卒業.大和証券勤務を経て,1969年米国フィデリティの日本法人(現フィデリティ投信株式会社)に第1号証券アナリストとして入社.1980年同社取締役社長,1988年同社取締役副会長,2005年より現職.
兼職等:日本証券アナリスト協会規律委員会委員長.
著書等:『賢明な投資家への道』経済法令研究会,1999年;『21世紀の資産運用』(共著)プログレス,2001年.

小出晃三(こいで こうぞう)

DIAMアセットマネジメント株式会社チーフエコノミスト.
略歴:1983年東京大学法学部卒業.日本興業銀行に入行.留学(米国タフツ大学フレッチャー法律外交大学院にて国際関係論を専攻).調査部(マクロ経済),総合資金部(ALM企画),総合企画部(IR)などを経て2000年10月から現職(2008年に興銀第一ライフ・アセットマネジメントより社名変更).
兼職等:総務省地方債投資家懇談会委員,米国National Business Economic Issues Council(NBEIC)メンバー,日本証券アナリスト協会検定会員.
著書等:「M&Aにおける企業価値評価と資本コストについて」『証券アナリストジャーナル』第42巻,第10号,2004年;「機関投資家から見た不動産運用の今後─REIT投資の効用を振り返って」『証券アナリストジャーナル』第47巻,第12号,2009年,など.

杉山淳二(すぎやま じゅんじ)

略歴:1970年東京大学法学部卒業.株式会社三和銀行入行.融資部長,取締役企画部長等を経て,2002年UFJホールディングス専務執行役員.同年株式会社アプラス代表取締役社長.2006年株式会社新生銀行会長.2008年退任.
兼職等:東京情報大学客員教授,SBJ銀行社外取締役,など.

関塚健太郎(せきづか けんたろう)

ブラックロック証券株式会社 取締役i シェアーズ事業部長.
略歴:1989年東京理科大学理学部応用数学科卒業.2006年早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了.1994年からバークレイズ・グローバル・インベスターズ株式会社(現ブラックロック・ジャパン株式会社)でポートフォリオ運用業務に従事.グローバル・インデックス運用部長,取締役証券営業部長を経て,2009年より現職.日本でのi シェアーズ・ビジネス責任者.
著書等:『価格はなぜ動くのか』(共著)日経BP社,2008年;『ETF投資戦略』(監訳,ラス・ケステリッチ著)日経BP社,2009年.

高野 真(たかの まこと)

ピムコジャパンリミテッド取締役社長,日本における代表者.
略歴:1987年早稲田大学大学院理工学研究科修了.大和証券入社.大和総研出向.1997年ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント入社.1999年より執行役員,企画調査室長.2002年4月より現職.2006年よりPIMCOマネージング・ディレクター.
兼職等:ファイナンス稲門会代表幹事,日本ファイナンス学会理事を兼務.日本経済新聞「VIEWPOINT」,NIKKEI NET「経済羅針盤」などのコラムを定期的に執筆.
著書等:「金融市場の新たな枠組み─金融危機後の資産運用」(寄稿,日本総研『Business & Economic Review』)2009年7月号,など.

田倉達彦(たくら たつひこ)

東京海上アセットマネジメント投信株式会社執行役員.
略歴:1980年一橋大学経済学部卒業.東京海上火災保険に入社.有価証券部,財務企画部を経て,1995年より東京海上アセットマネジメント投信(旧東京海上MC投資顧問)に勤務.投資調査部長(リサーチ統括),運用第一部長(国内株式運用統括)を経て,現職に至る.

土屋俊彦(つちや としひこ)

社団法人日本証券アナリスト協会出版・編集部長.
略歴:1966年一橋大学経済学部卒業.日本銀行香港首席駐在,同福島支店長,同考査役,いちよし経済研究所理事長,千葉銀行監査役などを経て,2005年11月より現職.2007年8月から2009月8月まで理事を兼務.

寺本名保美(てらもと なおみ)

株式会社エー・エム・シー専務取締役.
略歴:1986年津田塾大学国際関係学科卒業.野村證券,リーマンブラザーズ,チェースマンハッタンにて主に債券およびデリバティブ業務を担当.1998年に年金運用コンサルティング会社である株式会社エー・エム・シーの設立に参画.主に運用機関評価を担当.
著書等:『ヘッジファンド運用入門(第2版)』財経詳報社,2008年.

俊野雅司(としの まさし)

株式会社大和ファンド・コンサルティング上席研究員・シニアコンサルタント.
略歴:1981年東京大学法学部卒業.大和証券に入社.大和証券経済研究所,大和総研などに勤務後,現職.2003年一橋大学大学院国際企業戦略研究科客員助教授.シカゴ大学経営学修士.早稲田大学博士(商学).CFA協会認定証券アナリスト.
兼職等:早稲田大学商学学術院非常勤講師,日本証券アナリスト協会ジャーナル編集委員・カリキュラム委員・試験委員,埼玉県公金管理アドバイザーを兼務.
著書等:『証券市場と行動ファイナンス』東洋経済新報社,2003年;『証券投資理論入門』(共著)日本経済新聞社(日経文庫),2000年,など.

藤沢久美(ふじさわ くみ)

シンクタンク・ソフィアバンク副代表,法政大学大学院客員教授.
略歴:国内外の投資運用会社勤務を経て,1996年に日本初の投資信託評価会社を起業.1999年同社を世界的格付け会社に売却後,2000年にシンクタンク・ソフィアバンクの設立に参画.現在,副代表.2007年ダボス会議を主宰する世界経済フォーラムより「ヤング・グローバル・リーダー」に選出される.
兼職等:法政大学大学院客員教授,金融審議会委員,男女共同参画推進連携会議議員,社団法人投資信託協会理事など.
著書等:『なぜ,御用聞きビジネスが伸びているのか』ダイヤモンド社,2005年;『投資信託主義』角川oneテーマ21,2008年,など多数.

山内英貴(やまうち ひでき)

株式会社GCIキャピタル代表取締役社長CEO.
略歴:1986年東京大学経済学部卒業.日本興業銀行(現みずほファイナンシャル・グループ)入行.渋谷支店,金融市場営業部,シンガポール支店などに勤務.2000年4月GCIグループ創業. 兼職等:株式会社GCIアセット・マネジメント,ファウンダー,株式会社FXCMジャパン代表取締役会長兼社長,東京大学経済学部非常勤講師を兼務.
著書等:『アジア発金融ドミノ』東洋経済新報社,1999年;『LTCM伝説』(共訳,ニコラス・ダンバー著)東洋経済新報社,2001年;『オルタナティブ投資入門』東洋経済新報社,2002年,など.

山口勝業(やまぐち かつなり)

イボットソン・アソシエイツ・ジャパン株式会社代表取締役社長.
略歴:1979年一橋大学社会学部卒業.日本長期信用銀行に入行.1986年イエール大学経営大学院修士課程卒業後,日本長期信用銀行の日米投資顧問子会社でファンド・マネージャーを務め,2000年から現職.2003年4月から2008年3月まで専修大学大学院経済学研究科(ファイナンス)客員教授.2008年専修大学大学院で博士(経済学)取得.
兼職等:日本ファイナンス学会常任理事,行動経済学会常任理事,日本証券アナリスト協会試験委員.
著書等:『日本経済のリスク・プレミアム』東洋経済新報社,2007年;『アルファを求める男たち』(翻訳,ピーター・L・バーンスタイン著)東洋経済新報社,2009年;『証券投資の思想革命<普及版>』(共訳,ピーター・L・バーンスタイン著)東洋経済新報社,2006年.

山口 登(やまぐち のぼる)

野村證券フィデューシャリー・サービス研究センターシニア・エグゼクティブ・アドバイザー.
略歴:1966年日本交通公社入社.ロンドン,ニューヨークで11年以上勤務した後,94年本社部長,97年~05年JTB基金の常務理事(02年から副理事長)・運用執行理事.02年~05年企業年金連絡協議会会長.07年より現職.
兼職等:企業年金連絡協議会顧問.コロンビア大学院日本経済経営研究所国際諮問委員.
著書等:『企業年金マネジメントの考え方と実務』PHPエディターズ・グループ,2004年;『実務家が答える年金基金資産運用相談室』(編著)東洋経済新報社,2005年,など.

山田栄一(やまだ えいいち)

住友信託銀行株式会社株式運用部SRIファンドマネージャー.
略歴:1995年専修大学経済学部卒業.2002年青山学院大学大学院国際政治経済学研究科修了(国際経営学修士).米国公認会計士.1995年に岡三証券株式会社入社.主に企業調査部,ニューヨーク駐在員事務所にてアナリストとして勤務.2006年より現職。

山田正次(やまだ しょうじ)

ノーザン・トラスト・グローバル・インベストメンツ株式会社エグゼクティブ・アドバイザー.
略歴:1963年早稲田大学商学部卒業.安田信託銀行に入行.年金運用部長等を経て取締役副社長.1999年第一勧業富士信託銀行(後にみずほ信託銀行に改称)代表取締役社長.2001年みずほ年金研究所理事長.2006年から現職.
兼職等:日本証券アナリスト協会規律委員,『証券アナリストジャーナル』編集委員,年金シニアプラン総合研究機構評議員を兼務.
著書等:『年金基金のための資産運用入門』東洋経済新報社,1992年;『変革期の企業年金戦略』日本経済新聞社,1996年,など.

依田孝昭(よだ たかあき)

カダーガン・マネジメント,LLC 駐日代表.
略歴:1974年早稲田大学法学部卒業,大和證券入社.1979年シカゴ大学経営大学院修士課程修了.大和證券海外投資顧問室,大和投資顧問株式会社などに勤務.1991年から依田インベストメント,シティトラスト信託銀行,エイピーエス・アセット・マネジメントで資産運用業務に従事.2007年4月より現職.
兼職等:日本CFA協会副会長,CFA協会認定証券アナリスト(CFA),日本証券アナリスト協会検定会員(CMA).
著書等:『外資のアセットマネジメント』(共著)日経BP社,2001年;『ザ・ファンドマネジャー』日経BP社,2006年;『ファイナンシャル・プラン』(共著)創成社,2009年.