日本のソブリンリスク

土屋 剛俊著/森田 長太郎著
2011年6月17日 発売
定価 3,080円(税込)
ISBN:9784492711798 / サイズ:サイズ:A5判/ページ数:232


日本国債のリスク顕在化シナリオを大胆予測。

大震災は国債市場をどう変えるのか?

債券運用担当者必携の書。


 

欧州のソブリン危機や日本財政の悪化に加え、ギリシャ問題や東日本大震災により、日本のソブリンリスクについて関心が高まっており、さまざまな情報が発信されている。しかし、中には状況を正しく把握していなかったり、いたずらに危機を煽ったりする短絡的なものも多い。



本書は、日本のソブリンリスクの本質に迫る実践的な投資運用戦略の書である。歴史的・理論的に検証した上、今後日本国債に起こりうる将来的なシナリオについて、各要素に分類した著者独自のモデルを用いてシナリオごとの発生確率を計算している。また、日本国債の信用力に変化が生じた場合の対処方法についても示している。


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概要

日本のソブリンリスクの本質に迫る実践的な運用戦略の書。歴史的・理論的に検証した上、将来的なシナリオ毎のデフォルトの発生確率を明らかにし、投資戦略にどう反映すべきかを示す。

目次


第1章 ソブリンリスクの論点整理
第2章 未曾有の領域に入ったJGB運用の世界
第3章 日本のソブリンリスクについて考える
第4章 日本のソブリンリスクの将来
第5章 信用リスクと投資運用戦略【基本編】
第6章 信用リスクと投資運用戦略【応用編】

 

著者プロフィール

土屋剛俊
つちや たけとし

バークレイズ・キャピタル証券 ディレクター
クレジットトレーディング部 クレジットアナリスト
1985年一橋大学経済学部卒業.石川島播磨重工業入社,航空宇宙事業本部勤務.

1987年野村證券入社,野村バンクインターナショナル(英国ロンドン),業務審査部(現リスクマネジメント部)を経て,野村インターナショナル(香港)にてアジア・パシフィックの非日系リスク管理部門を統括.

1997年チェース・マンハッタン銀行入社,東京支店審査部長.同行のアジア・パシフィック部門におけるデリバティブ取引信用リスク数量化・管理業務の責任者を兼任.2000年よりチェース証券会社調査部長.また,1999年から2001年まで,明治大学非常勤講師を兼任.

2001年より野村證券金融市場本部チーフクレジットアナリスト. 2005年より野村キャピタルインベストメント審査部長.2009年2月より現職.
CFA協会認定証券アナリスト.

著書:『財投機関債投資ハンドブック』,『デリバティブ信用リスクの管理』 .

森田長太郎
もりた ちょうたろう

バークレイズ・キャピタル証券 ディレクター
調査部 チーフストラテジスト
1988年慶應義塾大学経済学部卒業.日興證券入社,日興リサーチセンター事業調査部,日興證券債券トレーディング室を経て,1994年より日興リサーチセンター投資調査部で債券ストラテジスト.

1999年日興ソロモン・スミス・バーニー証券入社,債券本部債券ストラテジスト. 2000年ドイツ証券入社,経済調査部シニアエコノミストの後,2004年より債券調査部チーフ債券ストラテジスト.2007年12月より現職.