【編集者コメント】
「下げ相場」でもうろたえることなく、豊かな将来を設計するために知っておきたい中長期の分散投資の鉄則をわかりやすく解説。
株式、債券、不動産などの資産クラスを、いつ、どの割合で組み合わせて資産配分し、ポートフォリオを組成したり、見直し(リバランス)たりすれば、ゆっくり確実にお金を増やすことができるのか。投資のプロが教えるやさしい入門書。
I 入門編:資産運用の考え方 第1章 資産運用を始める前に学んでおくべきこと II 基礎編:分散投資の基礎知識 第2章 分散投資の考え方 ~現代ポートフォリオ理論入門 第3章 資産クラスと資産配分を学ぶ III 実践編1:ポートフォリオ構築の方法 第4章 資産配分の具体的な決め方を学ぶ 第5章 ポートフォリオ構造の構築方法を学ぶ 第6章 ポートフォリオにも「スタイル」が あることを学ぶ 第7章 金融商品の分類と選択を学ぶ IV 実践編2:ポートフォリオのメンテナンス 第8章 ポートフォリオのリバランスを学ぶ 第9章 運用の評価とポートフォリオの再構築を学ぶ V 応用編:効果的な資産運用に向けて 第10章 投資家心理に惑わされない投資術を学ぶ
加藤康之
かとう・やすゆき
野村證券株式会社シニアエグゼクティブオフィサー.京都大学客員教授.
東京工業大学大学院修士課程卒業.1980年代後半以降,日本で始まった金融技術革命の発展を担ってきた第一世代であり,一貫して日本の金融工学の第一線で活躍してきた.シカゴ,ニューヨーク,ロンドンと海外勤務も豊富であり,海外の機関投資家や金融工学研究者とのパイプも太い.長年,リスクマネジメントや資産運用のコンサルティングに従事してきており,常に最先端の資産運用技術の研究に携わってきた.京都大学では金融工学理論を担当している.最近は,個人投資家の資産運用手法の研究にも力を入れている.
主な著書に,『金融工学辞典』『日本の資本市場』(以上,共著,東洋経済新報社),『株式投資の科学』(共著,角川書店)などがある.