スマートベータの取扱説明書

徳野 明洋著
2017年9月29日 発売
定価 3,960円(税込)
ISBN:9784492733448 / サイズ:サイズ:A5判/ページ数:264

TOPIXを上回るスマートベータって何?

“何それ?”派の方々にも、“いまさら?” 派の方々にも

スマートベータを「どのように使いこなせばいいのか」を

探求したはじめての取扱説明書(トリセツ)




【スマートベータとは、非時価総額型指数とファクター指数を包含したコンセプトである】

投資家の立場からすれば、スマートベータをよく理解し、うまく使って自身の投資成果が上がればそれでいいはずだ。そこで本書では、スマートベータなる新しいコンセプトの“トリセツ”(取扱説明書)としてご活用いただけるような内容を目指そうと思う。

スマートベータをより良く理解していただくためには、スマートベータが登場した背景を説明することが必要であろうし、パフォーマンスが得られる仕組み( 1 号と2 号の種明かし)については紙幅を割いて考察する必要があるだろう。

トリセツという以上は、「使い方」について言及するのは当然だ。最終的な投資の意思決定をするのは投資家自身であるが、余計なお世話にならない程度の「使い方」の提案ができればいいと思うし、使用上の注意は十分に喚起しておきたい。

本書で解説する内容は、スマートベータおよびそれに類似する何がしかの投資運用商品の仕組みを理解し、その使い方を考えるうえで少なからず役に立つだろうと考えている。

……「はじめに」より

 

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概要

アクティブ運用もパッシブ運用も上回るとされるスマートベータとは何か?TOPIXとはどこが異なるのか?運用・投資に役立つ解説書

目次

はじめに

第1章 スマートベータとは何か
第2章 スマートベータへの道
第3章 時価総額型から離れる――スマートベータの作り方
第4章 スマートベータのパフォーマンス
第5章 スマートベータからファクター指数、マルチ・ファクター指数へ
第6章 スマートベータとファクター指数の使い方
第7章 スマートベータとファクター指数の使用上の注意


おわりに――海辺のスマートデータ
参考文献
索引

著者プロフィール

徳野 明洋  【著】
とくの あきひろ

野村證券株式会社 インデックス業務室長。
1990年野村総合研究所入社、野村證券金融経済研究所、同金融工学研究センターを経て、2015年7月より現職。2002年12月から2014年3月まで中央大学大学院客員教授を兼務。東京大学法学部卒業。ケンブリッジ大学大学院で、Dipl.(Econ)およびMPhilを取得。同大PhD Candidate。