編集者コメント
少子高齢化、環境問題、エネルギー問題--。山積する問題とは見方を変えれば千載一遇のチャンスの群れである。日本は課題先進国であって、それらは先進国ならいずれは経験せねばならない問題を他国に先んじて解決する機会である。言い換えれば、そこに大発展の予兆が存在する。
本書では20年後の2030年を一つの目安に、日本発の産業技術がいかにして地球の未来を創造していく可能性があるか、その軌道を明瞭にとらえたものである。
単なる長期予測として以上に、現在の立ち位置を明らかにしつつ未来を先取りする事例集としても役に立つ一冊。
総 論 1 クライシス・バレーを超えて 2 20世紀型経済システムの終焉 3 所得階層が作り出す新たなグローバルマーケット 4 2030年の新産業と日本のチャンス ――技術と効率のイノベーションが未来を再構築する 各 論 第1章 資源・エネルギー 第2章 食 第3章 水 第4章 住宅 第5章 医療 第6章 交通・物流 第7章 都市 第8章 伝統・文化