日本の水ビジネス

中村 吉明著
2010年3月5日 発売
定価 2,420円(税込)
ISBN:9784492761861 / サイズ:サイズ:A5判/ページ数:240


世界で注目を集める水ビジネスの概要を紹介




             

世界中できれいな水を作り出す、あるいは水を再生するビジネスが活況を呈している。しかし日本企業は、個別技術の水準は高いものの、包括的な水ビジネスでは、欧州のヴェオリア、スエズ等、いわゆる「ウォーターバロン」の後塵を拝している。東レ、日東電工、東洋紡、三菱重工、三井造船、ササクラ、IHI、三菱商事、三井物産、丸紅、栗田工業、オルガノなどの日本企業は水ビジネスにどのように取り組んでいくべきか、企業戦略、国家戦略を考えるのに便利な一冊。


 

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概要

世界規模での市場拡大が見込まれる水ビジネスの全貌と、日本企業の取り組み、海外企業の動向などを概略する。関連文献も詳しく紹介。企業戦略、国家戦略を考えるのに便利な一冊。

目次


第1部 日本の水ビジネス
第1章 水ビジネスは今どうなっているのか?
第2章 海水淡水化ビジネス
第3章 膜ビジネス
第4章 上水道、下水道ビジネス
第5章 水売りビジネス
第6章 工場排水浄化ビジネス

第2部 海外の水ビジネス
第7章 シンガポール、スペイン、韓国の国家戦略
第8章 ウォーターバロンの戦略

第3部 日本の水ビジネスの今後
第9章 「チーム水 日本」
第10章 日本企業はどこを狙うべきか

第4部 資料編 水ビジネス関係の参考資料

著者プロフィール

中村吉明
なかむら・よしあき

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)研究開発推進部長。
1987年早稲田大学大学院修了。同年通商産業省(現・経済産業省)入省。1996年スタンフォード大学大学院修了。2001年東京工業大学大学院経営工学専攻博士課程修了(博士(学術))。主な研究分野:産業政策、産業政策の政策効果分析、産学官連携、ナショナル・イノベーション・システムなど。経済産業省環境指導室長等を経て、2009年7月より現職。

主な著書に『環境ビジネス入門』(社団法人産業環境管理協会、2007年)。