百年に一度の大変化をどう乗り切るか?
シェールガスによるエネルギー大革命は、経済、産業、社会、国際政治……あらゆる分野に創造と破壊をもたらす。
この変化に乗り遅れた企業は10年先が危ない!
石油危機の到来と終息を予見したエコノミストと、産業の最前線を知るジャーナリストが説く、大変化の本当の読み方
【未来はこう変わる】
●シェールガスへの産業シフトで米国は大復活
●日本の重厚長大産業がシェールガス革命を牽引
●再生可能エネルギーは「冬の時代」を迎える
●中東やロシアなど資源国は急速に凋落する
●自動車は日本の技術力が世界を席巻する
●公共交通の主役は鉄道から航空機に変わる
●製造コストの低下で、デフレはますます深化する
第1章 シェールガス革命が世界を変える (長谷川慶太郎) 第2章 再生可能新エネルギーの光と影 (泉谷 渉) 第3章 シェールガスの発見は21世紀の産業革命 (長谷川×泉谷) 第4章 シェールガス登場で自動車産業が大きく変わる(泉谷 渉) 第5章 日本がエネルギー大国になれる可能性 (長谷川慶太郎) 第6章 明暗分かれるシェールガス革命のインパクト (泉谷 渉) 第7章 シェールガス革命で輝きを増す日本の技術力 (長谷川×泉谷)
長谷川慶太郎
はせがわ けいたろう
1927年京都市に生まれる.1953年大阪大学工学部卒業.新聞記者,証券アナリストを経て,現在,多彩な評論活動を展開中.この間,石油危機の到来と終息を予見するなど政治・経済,国際情勢についての先見性をもつ的確な分析を提示.日本経済や産業の動向について,世界的,歴史的な視点も含めて独創的にとらえる国際派エコノミスト.1983年『世界が日本を見倣う日』で第3回石橋湛山賞を受賞.1994年『「超」価格破壊の時代』で日本経済のデフレ到来をいち早く予測,以後のデフレ論の嚆矢となる.
最近の主著に『軍事・防衛は大問題』『素材は国家なり(共著)』(東洋経済新報社),『千載一遇の大チャンス』(講談社インターナショナル),『中国大分裂』(実業之日本社),『2013 長谷川慶太郎の大局を読む』(李白社)等がある.
泉谷 渉
いずみや わたる
株式会社産業タイムズ社 代表取締役社長。神奈川県横浜市出身。中央大学法学部政治学科卒業。1977年産業タイムズ社に入社、1991年に半導体産業新聞を発刊し、編集長に就任。現役最古参の半導体記者としてキャリア33年を誇る。日本半導体ベンチャー協会 理事としても活躍。
主な著書には、『これが半導体の全貌だ!』、『これがディスプレイの全貌だ!』(以上、かんき出版)、『ニッポンの素材力』『ニッポンの環境エネルギー力』『1秒でわかる! 半導体業界ハンドブック』『1秒でわかる! 先端素材産業ハンドブック』『素材は国家なり(共著)』(以上、東洋経済新報社)、『日の丸半導体は死なず』(光文社)、『100年企業~だけど最先端、しかも世界一』(亜紀書房)などがある。