労働経済学(第2版)<スタンダード経済学>

小野 旭著
1994年8月1日 発売
定価 2,860円(税込)
ISBN:9784492812471 / サイズ:サイズ:A5判/ページ数:280

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概要

労働市場、賃金、労使関係、失業など従来の労働経済学のテーマに加え、技術革新や海外進出に伴う雇用問題、外人労働者など新しい話題を解説。国際比較データも豊富。

目次


第1章 労働経済学とはなにか
1 労働問題さまざま
2 問題への分析方法
3 本書のプランと使用方法

第2章 労働力の供給
1 人口と労働力率
2 労働時間の変化
3 労働の質
4 労働供給の理論

第3章 労働力の需要
1 生産関数と限界生産力
2 労働需要曲線の導出
3 短期的分析のための補充
4 労働需要構造の長期的傾向

第4章 賃金水準の決定
1 賃金決定に関する二つの接近
2 フィリップス曲線をめぐる問題
3 賃金の硬直性

第5章 団体交渉と賃金
1 労働組合の発展とその役割
2 団体交渉と労働争議
3 団体交渉に影響する諸要因
4 交渉による賃金の決定

第6章 賃金と雇用
1 賃金の多面性
2 分析のための基礎理論
3 賃金の硬直性と雇用水準
4 スタグフレーションと各国の雇用政策

第7章 失業と労働市場
1 完全失業者
2 UV分析と完全雇用失業の推定
3 潜在失業の諸形態

第8章 賃金の格差
1 賃金格差の諸要因
2 企業間賃金格差
3 年功賃金と内部労働市場
4 昇進と管理階層間賃金格差

第9章 移動と労働市場
1 労働移動の役割
2 職探しの理論
3 労働市場の階層性
4 国際間の労働移動
 
第10章 合理化と雇用問題
1 合理化とはなにか
2 合理化と雇用水準
3 雇用回復の要因
4 産業の空洞化と雇用

第11章 経済成長と所得分配
1 実質賃金の向上
2 労働分配率の推移
3 所得不平等度とクズネッツ仮説
4 わが国の資産分布

第12章 労働力の供給制約と日本経済
1 人口と経済成長
2 供給余力は存在するか
3 供給制約下の効率増進

著者プロフィール

小野 旭
おの あきら

1934年1月2日 - 2010年9月15日。
一橋大学名誉教授。