第1章 労働経済学とはなにか 1 労働問題さまざま 2 問題への分析方法 3 本書のプランと使用方法 第2章 労働力の供給 1 人口と労働力率 2 労働時間の変化 3 労働の質 4 労働供給の理論 第3章 労働力の需要 1 生産関数と限界生産力 2 労働需要曲線の導出 3 短期的分析のための補充 4 労働需要構造の長期的傾向 第4章 賃金水準の決定 1 賃金決定に関する二つの接近 2 フィリップス曲線をめぐる問題 3 賃金の硬直性 第5章 団体交渉と賃金 1 労働組合の発展とその役割 2 団体交渉と労働争議 3 団体交渉に影響する諸要因 4 交渉による賃金の決定 第6章 賃金と雇用 1 賃金の多面性 2 分析のための基礎理論 3 賃金の硬直性と雇用水準 4 スタグフレーションと各国の雇用政策 第7章 失業と労働市場 1 完全失業者 2 UV分析と完全雇用失業の推定 3 潜在失業の諸形態 第8章 賃金の格差 1 賃金格差の諸要因 2 企業間賃金格差 3 年功賃金と内部労働市場 4 昇進と管理階層間賃金格差 第9章 移動と労働市場 1 労働移動の役割 2 職探しの理論 3 労働市場の階層性 4 国際間の労働移動 第10章 合理化と雇用問題 1 合理化とはなにか 2 合理化と雇用水準 3 雇用回復の要因 4 産業の空洞化と雇用 第11章 経済成長と所得分配 1 実質賃金の向上 2 労働分配率の推移 3 所得不平等度とクズネッツ仮説 4 わが国の資産分布 第12章 労働力の供給制約と日本経済 1 人口と経済成長 2 供給余力は存在するか 3 供給制約下の効率増進
小野 旭
おの あきら
1934年1月2日 - 2010年9月15日。
一橋大学名誉教授。